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2005/10/07 (Fri.)

CEATEC JAPAN 2005

author : IceSeed

平日休みと言うこともあってCEATEC JAPAN 2005に行ってきました。
普通に行くと入場料として1000円取られるのですが、事前登録しておけば無料で、Edyも併せて登録しておけばEdyをかざすだけで入場登録が済むのでかなり手軽でした。

とりあえず、SONYブースに向かったのですが…
私としては既にほとんどの物はSony Dealer Convention 2005の方で見てしまっていたので、VAIO type XシリーズとBDドライブ搭載type Rくらいしか目新しい物はありません。
が、撮影禁止だったConventionと違って、今回はバンバン撮れるので前回お伝えできなかった部分もきちんとレビューできます。

Conventionは写真付きで公式のレポートも上がっていますので気になる方は。
Sony Dealer Convention 2005
Sony Dealer Convention 2005 - Sony Style-

会場内でもかなりの注目を集めていた新TVブランドBRAVIA
前回伝えられなかった部分を画像付きで…

まず、一目で差が分かるのが178度という圧倒的な視野角。
といっても、そんな真横から好んでTV見る人なんていないでしょうが(ぉ、液晶にとってそれだけ厳しい角度でも色彩を維持できるというのはかなり凄いです。
Conventionでは液晶の画素が斜めに作られていて、横から見ても色が変わりにくいという説明がされていたのですが、なるほどという感じです。
ソニーパネルはサムスンとの合弁会社であるS-LCD社製なので、品質は見てみるまで分からないと思っていたのですが、十分な出来ですね。
左が従来型、右がソニーパネルです。

次に色再現性ですが、従来型よりもライブカラークリエーション用バックライトの方が赤と緑の再現性で圧倒的に綺麗…だったんですが、写真だとほとんど差が分からなくなっていますorz
これは機会があれば実際に見に行っていただいた方が…

他にも従来品とのコントラストなどの比較があったのですが、その辺はまあいいかなと。
しかし、HDと言いつつもフルHD対応はXシリーズだけなので、SONYの意気込みとは裏腹にまだまだ過渡期で手を出せないですね。
やはり全モデルでフルHD対応になり、価格ももっと落ちてこないと…
何よりもコピーワンスが解決されないデジタル放送では、画質以外に移行するメリットが見いだせないのが厳しいところです。


VAIOですが、先日発表のあったtype X LivingとXビデオステーション、この会場だけのBDドライブ搭載type Rがやはり注目されていました。
隅っこにtype F lightのオリーブグリーンとホワイトが置かれていましたが、あまり注目はされていなかった模様。
中の色は外装に合わせた色になっていましたが、キーボードは白、液晶周りは黒いまま…

XビデオステーションはPC機能のないVAIOブランドとしては、黒歴史に葬られた感のあるVAIO Pocket以来でしょうか。
上がXビデオステーション、下がtype X Livingです。

チューナーとHDDだけのシンプルなレコーダーなので、単純にtype Xのコンセプトのうち、レコーダー部分だけが簡易化されて製品になった感じです。
ただ、PCが半ば必須なのでそのあたりの敷居の高さは少なからずあるでしょう。

もっとも、これを必要とする人ならその程度の設定は自分でこなすと判断しているのでしょうが、その割にビットレートの設定が固定なのが痛いところ。
最高6Mbpsというのはちょっと低いですね。
やはり固定なら8Mbps設定、出来ればマニュアル設定は欲しいところです。
ファームアップでも良いから改善して欲しいですね。

基盤の写真ですが、チューナーが内部で8個連結されているのは圧巻です。

type X LivingはPCですがディスプレイ出力がHDMIとD4のみとなっているなど、どちらかというとDTCP-IP対応によるデジタル放送配信機・DLNAサーバととらえた方が良いのかも。
前面にB-CASカードも挿せるようになっています。

BDドライブ搭載type Rは実際にSDM-P234Bを使って映像を上映していました。
BDそのものの画像は綺麗だったのですが、SDM-P234Bの色の表現力が…BRAVIAを見た後だとPCのディスプレイってかなり見劣りしますね。
もっとも、このあたりはRGB各色256色・8bitまでの出力しかできないWindowsの仕様も関係してくるのでやむを得ないのですが。

他にBD関連ではプレーヤーやPC用5インチドライブの展示などがありました。
回転中のディスクを展示している物も。
BDのディスク記録面は傷や指紋などの汚れにかなり強いですね。
指で触ってもほとんど指紋が付きませんでした(端についてるのは気にしない方向で)。

その他のブースで面白かったのはSplashpowerですね。
電磁誘導で機器への充電が可能というものでしたが、なかなか興味深かったです。
電磁誘導用の受信機が必要なのですが、iPod miniに受信機を付けて実際に充電して見せたり、PC用ファンに受信機を付けてトレーの上で回したり、受信機内蔵の携帯を充電したりしていました。
各機種の電圧の差などに全く影響されず、有線で繋いだときの70%くらいの出力は維持できるそうで、こういうものが社会的インフラとして整備されればノートもなかなか使い勝手が良くなるのですが…

レビューとしてはこんなところですね。
私は今回がCEATEC初参加なのですが、SONYのブースも大半がConventionで見た物なので目新しさという点ではあまり見るところがなかったのが残念です。

22:28