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2005/09/06 (Tue.)

フルHDプロジェクター「VPL-VW100」

author : IceSeed

フルHD SXRDプロジェクター「VPL-VW100」とシネザの新機種「VPL-HS60」が発表されました。

News and Information 新開発の0.61型 フルHD SXRDパネルの採用による高精細で自然な映像再現と、最大15,000:1の高コントラストを実現した機種など プロジェクター2機種発売
VPL-VW100
VPL-HS60

価格の方はVPL-VW100が1,365,000円、VPL-HS60が409,500円となっています。
VPL-VW100はQUALIA 004との比較では半値程度とスペックの割に安価です。
もっとも、一般的にこれを安価と言ってしまっていいのかは極めて微妙な気がしますが(ぉ

まず、気になるのは「QUALIA 004」に続いてフルHD SXRDパネルを採用してきたことです。
もっとも、QUALIA 004はSXRDパネルが0.78インチの3枚構造だったのに対し、VPL-VW100は0.61インチ3枚と若干小型化されています。
40~300インチまでの投影が可能なのはQUALIA 004と同じなので、このあたりの変更が画質にどの程度影響してくるのかは気になるところです。

また、シネザの前モデルHS50にも搭載されていたフォーカス範囲の広い「ARC-F(オールレンジクリスプフォーカス)レンズ」と、投影シーンに合わせて絞りを自動調節できる「アドバンスト アイリス機構」も採用しています。
これによって、鮮明な画像と最大15000:1という非常に高いコントラスト比を実現しているとの事です。
コントラスト比だけで画質は決まりませんが、QUALIA 004はコントラスト比が3000:1との事なので、単純に5倍高いことになります。

騒音も22dBと低く抑えられているようで、騒音が気になることはまずなさそうです。
光源もQUALIA 004と同じ、太陽光に近いとされるピュア・キセノンランプを採用しています。

しかし、ここまで高解像度な表現力を持つプロジェクターとなると投影サイズにもよるでしょうが、DVD程度ではアラが目立ってしかたないでしょうね。
フルHD撮影の方はHDR-HC1の登場によってホームユースレベルで可能になりましたが、いざフルHDで再生するとなると機器の購入にはかなりのコストがかかるので、フルHD再生環境が一般的な物になるにはまだ時間がかかるでしょう。
性能を十分に引き出せるソースも一般的ではないですしね。
やはりQUALIA 001クリエーション・ボックスを買えってことなんでしょうか(ぉ
なんだか525,000円がとても安く感じるのですが、気のせいでしょうかw

一方、普及価格帯のVPL-HS60ですが、こちらもHS50に引き続いてACR-Fレンズとアドバンスト アイリス機構を搭載しています。
さらに「ハイコントラストプレート」なるものを液晶パネルに追加することでコントラスト比もHS50の6000:1から10000:1に向上したようです。
今回はハイコントラストプレートの追加程度でマイナーチェンジにとどまっています。

予算や部屋の広さの問題から私自身が当面プロジェクターを買う予定は全くありませんが、いずれは…

22:48