My CoCoon Days CoCoon CSV-E77

「CoCoon」CSV-E77 が来た!
ある日、Sony Style の「Home Network Style Lab.」からこんなメールが届きました。

Subject: 話題の<コクーン>を自宅で体験してみませんか?

その名も「なっとく・購入プラン」。どうやら期間限定の「ワイヤレス LAN 特別レンタルサービス」利用者を対象に、「CoCoon CSV-E77」を体験価格 \5,000 で一定期間(1 ヶ月半)レンタルし、その後気に入ったら買ってくださいというサービス。対象者限定のサービスなのですが、ソニスタが最近力を入れている「Home Network Style Lab.」企画でのトライアルの一環のようです。
レンタル期間終了後の価格は最初に支払った体験価格 \5,000 を相殺しただけの価格でビタ一文安くならないのですが、5GHz や 2.4GHz のワイヤレス LAN コンバータ(2.4GHz の方はメルコ製)がオプションで選択できたりとそれなりに考えられています。
「CoCoon」自体には当初あまり興味の無かった私ですが、お台場メディアージュで触ってみて以外に面白そうな操作感を知って以来、けっこう気になっているんですよね。テレビ自体はそんなにというかほとんど観ない私ではあるものの、最近 VHS の画質では物足りなくなってときどきビデオ録画をするときにはわざわざ C1MSX の Giga Pocket LE を使っていることもあり(笑)、そろそろ HDD ビデオレコーダの一台も買ってみようかな、と思っていたことですし。

そんなわけで、「なっとく・購入プラン」申し込んでしまいました。もちろん、体験後には返却の方向で(笑)。


で、「CoCoon チャンネルサーバー CSV-E77」が届きました。



「CoCoon」は「COnnected COmmunity On Network」(=つながるコミュニティ)の略、としているだけあってネットワーク指向の製品。じゃ、自宅のネットワークに繋がなくてはいけないね、ということで、ソニーのワイヤレス LAN コンバータ「PCWA-DE50」も一緒にレンタル・・・じゃない、「なっとく・購入プラン」に含めてしまいました。

ということで、遠路はるばる(近いけど)ご足労下さった CoCoon 様のお姿を拝見するため、さっそくご開帳〜。



近未来っぽい艶のあるアクリルパネルで覆われた本体がお美しい。いきなりまぶしすぎてやられそうになります(ぉ
やっぱり傷つきやすいお年頃素材ということで、梱包もかなり厳重です。



こうして天の岩戸を明けてお出ましになった繭の君。
前面パネル中央にある青く光る横長のラインこそ初代「Clip-on」から受け継がれたものではありますが、それ以外はまるでハードディスクビデオレコーダとは思えないデザイン。多くの AV メーカーが「HDD ビデオレコーダ」「DVD ビデオレコーダ」といえば従来の VHS ビデオデッキを踏襲したデザインで製品化し、どうもパッとしない印象の製品が多い中、この CoCoon だけは異彩を放っていると言ってもよろしいでしょう。再生時間を示すインジケータもなければ、一見してそれと判らないカーソルキーを中心に絞られた本体側の操作ボタン。今までのビデオデッキとは明らかに違うスタートラインに立って設計された製品であるということがよく分かります。



本体付属品。
専用リモコン、リモコン用乾電池、電源ケーブル、ビデオケーブル、S 端子ケーブル、アンテナケーブル、Ethernet ケーブル。私はケーブル類はいっぱい持っているので、返却するときのことも考えてリモコンと電源ケーブル以外は使わずに自前のを使うことにします。
しかし D 端子ケーブルが付属していないのがちょっと残念。D 端子はコンポーネント端子との組み合わせがいろいろあるので、D 端子系ケーブルはあまり持っていないんですよね。高いし。



ワイヤレス LAN コンバータ「PCWA-DE50」。見た目は同じシリーズのワイヤレス LAN アクセスポイント「PCWA-A520」とほとんど違いませんというかロゴの色(A520 はグレー、DE50 はシルバー)以外見分けがつきません。



本体背面。
CoCoon 最大の特徴であると同時に今後の HDD ビデオレコーダのトレンドとなるであろう Ethernet ポートが印象的。10BASE-T 仕様なのが物足りない気はしますが、この製品でブロードバンド配信のビデオを録画しようというのではなく、ネットワークはコンテンツではなくあくまでサービスを利用するためのもの、という思想からきているんでしょうね。今時デュアルスピードじゃない HUB もそうはないでしょうし。
このほか、ソニー独自の「コントロール S」端子、リモコンコード切り替えスイッチ、D 端子映像出力(D1 対応)、音声/ビデオ/S ビデオの入出力端子が各 2 系統、アンテナ入出力という入出力端子を備えています。一般的なビデオデッキからみればかなり豊富ですね。



けっこう大きめの冷却ファンがついています。どれくらい発熱するのかちょっと気になるところ。
電源コネクタはいわゆるメガネケーブル対応。ケーブル直付けじゃないのは何故なんでしょう?ワールドワイドで同じハードウェアを発売する予定があるということなのでしょうか?



というわけでいそいそと設置。今まで PlayStation 2 を入れていたところくらいしか場所がなかったため、PS2 にはちょっと立ち退いてもらって CoCoon 様のために場所をご用意。どうぞごゆるりとお寛ぎ下さいませ CoCoon 様(ぉ
ちょっと気になったのは CoCoon にはインシュレータというものはついていないんですね。インシュレータというのは、AV 機器が好きな人なら分かるでしょうが、本体の足となる(主に)メタル素材の部品のこと。本体に伝わる余計な振動を緩和して、周囲の環境が音や画に及ぼす影響を最小限にしたり特性を変えたりするために使われるものです。私はこのインシュレータはそこそこ高価な機器にはたいていついているものと思っていたんですが、CSV-E77 は高いくせにインシュレータがついておらず、ついているのはちょっとしたゴム足のみ。何故なんでしょう?HDD というデリケートなメディアを内蔵しているので、なるべく重心を低く、かつゴム素材にして振動が本体に与える影響を少なくしようとしているのでしょうか。あまりに重心が低いので、ラックに並べた他の機器と雰囲気がちょっと違って見えます。あと本体底面がかなり下に接近しているので、底面の熱のこもりがちょっと気になるのですが、大丈夫なのでしょうか・・・。

デッキ類はゴールド系、スピーカはブラック系を中心に揃えられた我が家のホームシアター機器の中で、ある意味奇抜なデザインである CSV-E77 は一見浮いた存在に見えますが、逆に言えばかなり存在感があるかもしれません。今までのビデオデッキとは明らかに一線を画した「垢抜けた」デザインも妙に所有欲を満たしてくれます。まだ全然使い込んでいないのに、早くも CoCoon が「買って買って光線」を出しているような・・・(汗)。とにかく最後まで強固な意志を貫く所存です(ぉ


・・・という感じで始まった 1.5 ヶ月の体験期間。この時間を通して、CoCoon が私にどんな新しい生活をもたらしてくれるのか、そして CoCoon は滅多に地上波放送を観ない私にテレビの楽しみを教えてくれるのか!?をテーマに、しばらくロードテストしてみようと思います。折しも年末年始は特番が多く、うまく面白い番組を拾えればテレビだけでもかなり楽しめそうですしね。

設定についてはけっこう奥が深そうなので、また別途ご紹介したいと思います。

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