VAIO Column
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(2001/09)


[ AirH" Card petit ] 2001/09/28(Fri)
DDI PocketTDK 製 CF 型 AirH" 端末「AirH" Card petit RH2000P」を発表しました。
DDI Pocket ニュースリリース
http://www.ddipocket.co.jp/syohin/rh2000p.html
TDK ニュースリリース
http://www.tdk.co.jp/tjaah01/aah27200.htm
ケータイ Watch の記事
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/0,1608,6147,00.html
待望の CF 型 AirH" 端末。ようやく出てきました。WORLD PC EXPO 2001 のときに TDK ブースでいろいろお話を聞いていたのですが、本当はこの夏に発売する予定で開発していたものらしいので、製品自体の完成度は高いでしょう。
他の CF 型 PHS に比べて出っ張り部分が大きいような気がしますが、これはどうやら旧い PC や PDA 等でも使えるように CF TypeII ではなくて CF TypeI インタフェースで作られているため、どうしても本体を薄くせざるを得ずチップや回路が外側に張り出してきてしまったということらしいです。マシンによっては PC カードスロット周辺が邪魔になってしまうでしょうが、汎用性を考えるとこちらの方がありがたいのかな。
正式発表までには動作確認リストを公開する、というのが TDK さんの弁でしたが、しっかり公開されています。
http://www.tdk.co.jp/tjaah01/aah27201.pdf
C1VS/BW および C1VSX/K での動作確認がなされているので、肝心の相性称問題に関しては大丈夫だと思いますが、どこまで通信が安定するかはやはり実際に使ってみないとわからないでしょうね。慎重を期すならばある程度動作報告が出回ってからの方が良いような気がします。

DDI Pocket は KDDI から切り離されて US 系資本傘下に売却されるという噂(ニュースソースがほとんどない上に有料サイトなのでリンクは控えますが)があったり、来年以降 DDI Pocket の PHS は通話を縮小してデータ通信に特化していくとかいうニュースがあったりと先行きがよく見えないのですが、こと AirH" 関連についてはまだまだがんばっているようです。FOMA も当分普及はないでしょうし。
私もしばらく様子を見てからいってみるつもりです。128Kbps AirH" が今年中にサービス開始するという話なので、CF タイプの 128Kbps AirH" もそのうち出てくるでしょうが、そしたら買い替え、というか新規契約して今の回線は解約かな。


[ New MX ] 2001/09/26(Wed)
ようやく書き上がりました、「WORLD PC EXPO」レポート。MX や NetMD 関連中心です。
さすがにこれだけのボリュームだと書くのも一苦労ですね。本当は 2 回に分けて書くつもりが結局 4 回になっちゃいました(^^;

→VAIO Column 特別編「WORLD PC EXPO 2001」レポート

最近は目立ったニュース系もないのでちょっと寂しいです。WinXP を控えているので各社おとなしいんでしょうが。今新製品を発表するくらいなら PC EXPO の前のタイミングで出ているでしょうし。
しばらくは EXPO で見た製品の発売を楽しみに過ごすこととしましょうか。


[ New QR ] 2001/09/25(Tue)
本日は WORLD PC EXPO レポート第三弾・新 QR レポートをお届け。
なかなかボリュームが多くてまとまりきらないんですよね(汗)。明日で残りをアップしようと思います。

→VAIO Column 特別編「WORLD PC EXPO 2001」レポート


[ 9 月の想い ] 2001/09/24(Mon)
というわけで WORLD PC EXPO レポート第二弾です。

→VAIO Column 特別編「WORLD PC EXPO 2001」レポート

今日で私の夏休みが終わったんですが、本当にここ数日間はサイトも半ばほったらかしでのんびりしてました。久々に無為に過ごしてみたなぁ(^^;
なんか、だいぶ楽になってきたかも。
相変わらず、少し寂しいけど、
不思議と、何をしていても、もう虚しくはない。
たぶん、みんなのお陰で。

けっこう、幸せなのかも。


[ WORLD PC EXPO 2001 ] 2001/09/23(Sun)
WORLD PC EXPO 2001」に行ってきました。
本当は金曜に行ってたんですが、写真が多すぎるのと休暇中でちょっとお休みしたいというのがあってサボっちゃいました(^^;
しかも一気に全部書けないので小出しです(笑)。
とりあえず今日は第一弾ってことで。

→VAIO Column 特別編「WORLD PC EXPO 2001」レポート


[ SO BLUE ] 2001/09/20(Thr)
NTT DoCoMo が i アプリ対応携帯電話の新製品 2 機種を発表しました。
ニュースリリース
http://www.nttdocomo.co.jp/new/contents/01/whatnew0917.html
ケータイ Watch の記事
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/0,1608,6049,00.html
ZDNet の記事
http://www.zdnet.co.jp/mobile/news/0109/19/docomo.html
三菱電機製端末「D503iS」とソニー製端末「SO503iS」。両者とも流行の折り畳み端末です。
D503iS は機能こそ D503i と大差ありませんが、DoCoMo の折り畳み式 i モード端末としては初のアンテナ内蔵型というのが特徴。あとはよく分かりません(笑)。
SO503iS は一見 SO503i と色以外何も変わっていないように見えますが、ボディ表面部が SO503i では曲線を中心としたデザインだったのに対し、SO503iS では直線を中心のデザインに変更されているそうです。機能的にも SO503iS の不満点や細かいバグ修正程度に留まるようで、ちょっとした見た目の雰囲気以外は「SO503i のお色直し」という印象が強いです。不具合騒ぎでイメージの低下した SO503i と型番を変えて出直し、ということなのかもしれません。
ちなみに、SO503iS はソニーの 5xx 系端末初の「デジタルムーバ」シリーズとなっています。



というわけで(?)、携帯電話を機種変更してみました。
前に欲しい欲しいと言っていた「SO210i」です。
ケータイ Watch の記事
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/showcase_top/0,1633,5736,00.html
↑の記事を読んでいただければだいたいの雰囲気は分かると思うのですが、かなりイイです、この端末。小さいし、軽いし。SO503i の大きさと重さに辟易気味だったので、これだけでも十分満足なのですが、日本語入力システム「POBox」の処理速度が大幅に上がったのでメールの入力がかなり快適になりました。SO503i の POBox は動作が緩慢で、ちょっと速く文字を入力しようとすると取りこぼしたり、変換候補が出てくるのにワンテンポあったりしてイライラするため結局あまり賢くない通常変換の方が速いということもあったのですが、SO210i では通常変換とほぼ同じ感覚で入力しても POBox がちゃんとついてきてくれるので非常に快適。予測辞書の出来の良さも相まって、かなり入力の効率は良くなりました。
デザインも 1 ヶ月で飽きてしまった SO503i よりも洗練されていると同時にシンプルで飽きの来ないデザイン。閉じると曲線的、開くと直線的なメリハリのあるデザインはどこか R505 を彷彿とさせるモノがあります。デザイン上の制限となっていた下部の通信/電源コネクタをサイドに隠したアイディアも脱帽モノです。
欠点はやっぱり液晶かな。SO503i の鮮やかな TFT 液晶を見慣れた目には STN 液晶は暗めで発色も良くなく、明らかにくすんで見えます。液晶自体の反応速度も遅めなので画面の切り替えの際には前の画面の残像が見えてしまうのですが、この辺りは慣れでしょう。STN も発色が良くないとはいえ SO210i の液晶はその中でも比較的明るく、視野角も広い方だと思いますし、カラフルな写真を見たり i アプリでゲームをやったりするのでなくメールとちょっとしたサイトの閲覧程度ならばこの程度で十分とも言えます。
あと、2xx 系ということでそれほど i モード機能にフォーカスされていないためか、[i]ボタンがないんですね。SO503i で[i]ボタンがあった位置には[My]ボタンが存在していて、単にメニューが呼び出せるだけ。i モードのトップメニューに行くまでにワンアクション必要なのがちょっと面倒です。5xx 系との差別化をしたいのは分かりますが、明らかにわざと使いづらくしているのはマイナスポイント。[My]ボタンから i モードメニューへ遷移するまでの一連の動作を体で覚えてしまえば良いだけの話なんですが、通常のメニューよりは i モードメニューを呼び出す回数の方が圧倒的に多いと思います。ユーザーの立場に立って考えると改善すべきだと思うぞ>DoCoMo さん
不満点といえばせいぜいこの 2 点くらいで、明らかに SO503i より完成度は高いです。ホント、使いもしない i アプリのために SO503iS を買うくらいなら SO210i を勧めたいですね。私も携帯は SO206→SO502i→SO503i→SO210i と使ってきましたが、今までの端末の中でベストかも。最近では N503iS なんかも人気らしいですが、通話とメールに重きを置くなら SO210i はいけてますよ。


[ Summer Vacation ] 2001/09/19(Wed)
いやぁすっかりサボッちゃいましたね。おひさしぶり、今日から夏休みの(もう秋だって)Brown Sugar です。
先週末はオフ会でした。私の地元・富山での初オフ。みんなはるばる関東や関西からクルマで駆けつけてくれました。道中キップ切られる人がいたり脱輪する人がいたり(笑)なかなか楽しかったです。でもいくら今の部屋が広いとはいえさすがに 12 人という人数は暴力的ですね(汗)。
ともかく、お疲れさまでした。富山は堪能できましたか?>参加者の方々

結局土日は飲みっぱなしで月曜は疲労&寝不足で仕事にならず。火曜は火曜でそのしわ寄せが来てしまって大変でした。そんなこんなでサボっている間にいくつかニュースがあったので、今日はそのあたりをご紹介しようと思います。

ソニーがマルチエンタテインメント・ターミナル「ビットプレイ DMT-PR1」を発表しました。
http://www.sony.co.jp/sd/CorporateCruise/Press/200109/01-0917/
AV Watch の記事
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20010917/sony.htm
Celeron 800MHz に 40GB HDD、Windows 2000 を搭載し、MDLP デッキ、TV チューナ、DVD 内蔵、MPEG-2 録画も可能という AV 機能を満載したマルチメディア家電。Windows OS 搭載でありながら、あくまで PC ではない、ちょうど VAIO MX と目指すところは同じでアプローチが正反対の端末ということができるでしょう。ただ、「DMT-PR1」に搭載される Windows 2000 はその位置づけからいって組み込み用 Windows 2000 であり、直接 Windows のユーザーインタフェースに触れることはまずないでしょうし、当然エンドユーザーが簡単に改造したりカスタマイズしたりできる類のものではないでしょう。
ソニーの家電系情報端末といえば、米国で発売した IA(インターネットアプライアンス)端末「eVilla」は OS の開発元である BePalm への売却に伴い販売を終了してしまいましたし、懐かしの「WebTV」も今はもうどこへやら、という感じなので、なかなかこのジャンルの製品を成功させるのは難しいんでしょうね。インターネット端末としては PC ほどの汎用性やアップグレードパスがなく、携帯電話ほどの手軽さや整ったインフラもないわけですから。まあ、このジャンルに苦戦しているのは何もソニーに限らずほとんど全てのメーカーなわけですから、仕方ないといえばないのでしょうが。PC や携帯電話以外の情報端末で一番普及しているのが今は亡き Dreamcast だもんなぁ。
DMT-PR1 も、出すのはいいけど普及しないだろうなあ(^^;ま、ソニーって昔からそういうのを臆面もなく出してくるメーカーでしたが。DDCD とか MD DISCAM とか。ただ、eVilla や webtv と違うのは「IA」というカテゴリではなくてむしろ AV 機能にフォーカスした製品であるという点。本格普及こそ難しいでしょうが、21 世紀の家電の一つの目指す方向性として、他メーカーの先鞭をつけることになるのかもしれません。

Handspring が Visor シリーズの新製品「Visor Pro」と「Visor Neo」を発表しました。
http://www.zdnet.co.jp/mobile/palm/news/0109/15/0000000000000258.html
いずれも \9,800 に値下げして以来売れまくっているという「Visor Deluxe」をベースに性能強化を行なったモデル。「Edge」のようにデザイン的に目新しいわけでもなく、「Prism」のようにカラー液晶でもない。価格によっては米国市場では売れるかもしれませんが、カラーが主流となっている日本市場では難しいでしょうね。と思っていたら
http://www.zdnet.co.jp/mobile/palm/news/0109/18/0000000000000263.html
やっぱり日本では発売されないようです。
うーん、Visor Deluxe の好調とは裏腹に、日本法人の縮小
http://www.atmarkit.co.jp/news/200108/17/handspring.html
が伝えられたり、従来コンシューマにフォーカスしていた同社が B2B に焦点を当てるという報道
http://www.zdnet.co.jp/enterprise/0109/14/01091413.html
がなされたりと、迷走を始めた感のある Handspring。今後どうなってしまうんでしょうか?個人的に製品は好きなメーカーであるだけに、立ち直ってほしいと思います。

ソニーがネットワークウォークマンの新機種 3 製品を発表しました。
ニュースリリース
http://www.sony.co.jp/sd/CorporateCruise/Press/200109/01-0919/
AV Watch の記事
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/0,1608,6084,00.html
メモリースティックウォークマン「NW-MS9」の 128MB メモステ添付版「NW-MS11」および新型ネットワークウォークマン「NW-E7」(メモリー 64MB 内蔵版)および「NW-E10」(同 128MB 版)です。「NW-MS11」はデザインも従来モデル通りなので、従来機ユーザーで 128MB メモステを購入された方はこれと同等になるでしょうが、メモリー内蔵型は全くの新デザイン。初代「NW-E3」も十分にクールなデザインでしたが、今回のモデルも相変わらずかっこいいです。物欲刺激系・・・。
細かいことはななちゃんの「SatelliteMG」
http://www.satellitemg.com/
へどうぞ!(←手抜きモード)

ソニーが VAIO QR の後継機種の開発を表明しました。
http://www.vaio.sony.co.jp/Info/wpcexpo_2001_b.html
ASCII24 の記事
http://ascii24.com/news/i/hard/article/2001/09/19/629768-000.html
ちょうど一年前、VAIO EXPO で開発中の製品が展示された VAIO QR ですが、今回の WORLD PC EXPO では後継機種が展示されるようです。
しかし、どうなのよ、そのデザイン?
初めて初代 QR を見たときにも「逝っちゃってるなー、このデザイン」と頭を抱えたものでしたが、今回は更に逝っちゃってますね。いよいよ VAIO もヤキが回ったか。比較的大きな筐体を活かしてか、今回はオーディオ性能重視で行くみたいですね。液晶の両脇につけられた特徴的なスピーカが新 QR の目玉みたいです。本体を閉じているときは両脇のスピーカも折り畳めたりするのかもしれませんね。しかし耳っぽいスピーカとグレーの筐体とが相まって「ダンボ VAIO」の愛称で親しまれることは間違いないでしょう(笑)。
とりあえず WORLD PC EXPO には金曜に行く予定なので、見てきたらまたレポートします。


[ Music Server ] 2001/09/14(Fri)
早くも話題になっている新「MX」ですが、この製品の開発発表に合わせるように Sony Style でも企画モノやってます。「Music Server Project」だって。
http://www.jp.sonystyle.com/Musicserver/
Broadband Project」といい、プロジェクトもの好きですね〜>Sony Style さん
とりあえず参加申し込みだけはしたんですが、内容的にはそれほど大したこともなさそう(失礼)。メールマガジンで「Music Server」こと新 VAIO MX の使い方を紹介したり、アンケートや公開質問等でユーザーの参加を促す、といった程度のようです。Sony Style からけっこう大々的に宣伝メールが来たので期待してみたんですが、ちょっと残念。
どうせなら抽選で 1 名様に発売 1 週間前に新 MX をモニターとして届けてみるとか、開発中のプロトタイプを抽選で 1 名様にプレゼント、とか、そういう盛り上がれそうなことをしてほしかったですね。イエロー SR のときはけっこう燃えたものですが。


ところで弊サイトが掲載された「PC Japan」誌、ようやく見ることができました。昨夜何件か書店を回ってみたのですが、どうやらウチの方は「一部地域では発売日が異なります。」の「一部地域」にビンゴだったらしいです。くっ・・・。
どの程度載っているのかと思ったら、1 ページの 1/6 くらい使ってけっこうちゃんと紹介されているじゃないですか。こんなサイトだからもっと扱い小さいんだろうな、とか思っていたのでちょっとびっくりしました。
何だかんだいっても、雑誌掲載って実際されてみるとけっこう嬉しいものですね。
というわけで今後ともよろしくです。


[ MX ] 2001/09/13(Thr)
昨日、ソニーが PC オーディオの MD への転送規格「NetMD」対応機器 5 製品を発表しました。
ニュースリリース
http://www.sony.co.jp/sd/CorporateCruise/Press/200109/01-0912/
AV Watch の記事
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20010912/sony.htm
「NetMD」とは、本年 6/27 に発表された、MD 機器とパソコン間の USB を使った著作権保護付き転送規格です。イメージとしては PC に USB 接続して OpenMG Jukebox で転送する今のメモリースティックウォークマンの構図からメモステウォークマンを MD 機器に置き換えたような形になるんでしょうね。要するに曲のチェックイン・チェックアウトが必要ということ。
シリコンオーディオではオーディオ CD の曲を取り込む際でも PC 上でのフォーマット変換作業が必須だったため PC との接続が必須でしたが、録音機が存在する MD に何故 PC との接続が必要なのか。これは「NetMD」の名が表すとおり、当然音楽配信が目的なのでしょう。
しかし「インターネット音楽配信」はどの程度メジャーになり得るんでしょうね。現状では対応機器も使い勝手もダウンロード速度もまだまだ使い物になるレベルには達していない気がするのですが・・・。DoCoMo が「M-stage music」のイメージキャラに宇多田ヒカルを採用して、いよいよ認知度を上げようとしていますが、本当に使われるようになるのはいつになることやら。少なくとも 64kbps じゃ全然足りませんし、FOMA は高価い。
当分の間は NetMD 対応機器を買っても、単なる MDLP 対応機器としてしか使えないような気がします。でも個人的に CD/MD 一体型プレイヤーは 1 基欲しいので、お金に余裕があれば買いたいんですけどね。でも他の MDLP 対応機器の 1.5 倍はするから躊躇してしまいます。

この NetMD に対応した新 VAIO MX も同時発表。
ニュースリリース
http://www.vaio.sony.co.jp/Info/new_mx.html
開発情報
http://www.vaio.sony.co.jp/Products/New-mx/
PC Watch の記事
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/article/20010912/sony.htm
「待ってました」の新 MX。まだ開発途中らしく詳細は明らかにされていませんが、NetMD/MDLP 搭載は MX の最新機種としては当然でしょう。他には DVD/CD-RW/FM チューナ/Giga Pocket/MG メモステ、と AV マシンとしては死角なし。特に MX シリーズの最大の弱点であった CD-RW がコンボドライブとして搭載されたのは大きいでしょう。使い勝手の良かったスロットインドライブではなくトレイ式になってしまったのは残念ですが、埃の侵入にシビアな CD-RW の性格を考えると致し方ないところ。スロットインのコンボドライブって製品自体ありませんからね。あとは「Power-Burn」対応かどうかがミソかな。
MX の最大の特徴であるオーディオ機能、即ち MD と FM ですが、今回は「PC の電源が入っていなくてもオーディオコンポとして使える」とはいかないようです。ここはかなり残念な点。WinXP モデルで出るとすれば、スタンバイから復帰するのに 2〜3 秒しかかからないのでほとんど AV 機器と変わらない使い勝手が実現できるとは思いますが、PC を使わないときに無駄な電力を消費するのもねえ。まあ所詮 PC だからしょうがないのでしょう。
デザイン的には一見すると PowerMac G4 そっくりな感じ。今までの VAIO はあまり他社製品を意識していると思わせるようなものってありませんでしたが、これはちょっと意識しすぎのような気がします。PowerMac が出る前にこのデザインが出ていれば「おお!カッコイイ」だったんでしょうが、似た雰囲気のがある今じゃねぇ。専用の液晶ディスプレイも Mac っぽいし・・・。いい感じではありますが、どうなんでしょ、という気がしなくもない。
その他のスペックとしては、オーディオ部は先代 MX よりも更に強化されて 20W+20W のアンプ(今回はアナログアンプらしい)に専用設計の新サウンドカード「Sony Digital Audio System」、更に音質が向上した新型スピーカー、と奢ってます。ソフトウェアイコライザーやリバーブ機能も備えているらしく、けっこう本格的。R/RX シリーズのようにセミプロ級の音楽編集にも耐えそうな気がします。R/RX シリーズでプロレベルのノンリニア DV 編集をコンシューマ層にまで落としてきたソニーですから、MX も売り方次第ではそういう層もターゲットにできるんじゃないでしょうか。

この新 MX、PC としてみるとどうでしょうか。PC 的なスペックとしては DVD-ROM/CD-RW コンボドライブ搭載、という程度しか分かりませんが、気になるのは CPU。AV 機器としての静音性を考慮すると Tualatin ベースの Pentium III 搭載のような気もしますが、次モデル以降に繋げる将来性を考えると Pentium 4 なのかな。Pentium 4 も IBM が省スペースデスクトップ「NetVista」に Pentium 4 モデルの開発を表明するなど、ある程度排熱性が制限されるマシンでも採用できるレベル(CPU の発熱が下がってきているのか、メーカー側の排熱技術が進んできているのかは分かりませんが、おそらく後者によるところが大きいでしょう)になってきたようなので、Pentium 4 搭載でくる可能性が高いと思います。まあ 2GHz ってことはないでしょうが。
今までの MX って R/RX の筐体をベースにしているので、今度は逆にこの MX の筐体がベースになって次期 RX が開発されたりするんじゃないでしょうか。もちろんフロント・サイドパネルは変えて雰囲気も違ったものになるでしょうが、筐体のサイズや基本設計、前面下部の外部コネクタ周りは共通になるものと思われます。ということは当然 RX にも MG メモステスロット搭載になるでしょうね。

何度も書いていますが、個人的にはやはりセパレートコンポタイプの復活を望みたかったです。今後 Windows XP で NT 系に OS カーネルが統一されれば OS をバージョンアップすると内蔵オーディオ機能が使えなくなる、ということは起きにくくなるでしょうが、せっかく性能の高いオーディオ機能を内蔵しているんですから PC が陳腐化して買い換えたくなったときにそのオーディオ機能も捨てなくてはならない、というのは残念です。アンプやスピーカなんてそう滅多に買い換えるものでもないですし。
ステレオとセットになった製品としては MX は格安なので、MX そのものを買い換えてしまっても良いんでしょうが、セパレートコンポは男の愉しみですからね(笑)。最近はミニコンポ自体一体型が増えていて、セパレートタイプはハイコンポからフルサイズコンポくらい高級品にならないと見あたらなくなってきたのは寂しい限りです。

目指す方向によってアプローチが違うために初代 M300 シリーズとは随分方向性が変わってきた気もしますが、この新 MX、「理想を実現した最強の AV マシン」とは言わないまでもそれでもかなり完成度を高めた良いマシンになっているようです。特に CD-RW/MDLP/MGMS の 3 つを標準装備している点は、オーディオ好きにはたまらない仕様でしょう。私は「PC は PC、AV は AV、でも連携もできる」方向に行ってしまって一体型を求めなくなったので新 MX は買うつもりはありませんが、1 年前の MX に惹かれていた頃の私だったら借金してでも買っているだろうなあ(^^;
ともかく、来週の「WORLD PC EXPO 2001」の楽しみが一つ増えましたね。



本サイト「VAIOethics」が本日発売のソフトバンクPC Japan」10 月号に掲載されました。
雑誌掲載のお話は 2 年ほど前に別の雑誌にいただいたにも関わらず発売 1 週間前になってドタキャンされるという一件があって以来久しくありませんでしたし、Web の情報を紙媒体に載せることの意義を考えるとナンセンスな気がしないでもないですが、私自身初めての雑誌掲載ということで素直に喜んでいます。ここに載せている内容が、この情報を必要とする一人でも多くの人に活用される機会でもあるわけですしね。
でもこの雑誌、書いてあることは比較的まともなんですが、見出しがいつもアレなんですよねー。こういうこと↓
http://primeserver.fujitsu.com/tokushu/net_yougo/yougo07.html
http://homepage1.nifty.com/kito/hacker.cracker.htm
を知らない人が見たら誤解しそう。
それは置いておくとして、もし良かったら掲載誌、見てやってください。立ち読みでも構わないので。


[ 知った ] 2001/09/12(Wed)
NY、大惨事になっていますね。
私自身、昨日は夜行列車だったのでほとんどニュースは見れず、今日も忙しくて夜になってようやく TV で映像を確認したのですが、何と言うか・・・。
今、Web を彷徨ってみると間違いなくこのテロのニュースにぶつかることができますし、それぞれの立場の方がそれぞれの見解を述べていますので、あえてリンクを張ることはしませんが、あえてする必要もないかな。



多分、私たちは、何もすることができない。
現地にいる知人を思い、祈ることしかできない。
しかし、その無力さは決して罪ではないと思うし、苛まれる必要も、悩み苦しむ必要もないと思う。

明日だって、きっと、いつものように流れていくのだろう。少しのしこりを残しながらも。

何ができるというのか?
何だってできやしない。ただ、祈ることしか。
これ以上、どんな肌の色の、どんな瞳の色の、どんな言葉を話す、どんな信念を持った、どんな立場の人も、ひとりでも死ななくて済むように、祈ることしか。
他に何ができるというのか。
ただ、自分に今できることをするしかない。少し違和感のある日常の中で。

こんな事態であっても、仕事はしなくちゃならない。
TV では、日本人の安否ばかり報道している。
誰も、他に、何も、できない。
そのことを、誰が責めることができようか?



歴史が違う。流れる血が違う。話す言葉が違う。信じるものが違う。立場が違う。
相手に自分たちの常識が通じないことも分かっている。何の罪もない人間だろうと敵であれば敵。
人間が、人間である以上、この歴史は変えられないのかもしれない。
しかし、命を奪い合うことに、何の意味があるだろうか?
・・・否。これも、私たちの間の「常識」に過ぎないのだ。



大きな戦争が起こって、これ以上の命が失われるようなことがないことを祈るばかりです。







待望の「VAIO MX」のニューモデルのティザー広告が始まりました。
http://www.vaio.sony.co.jp/Info/new_mx.html
http://www.vaio.sony.co.jp/Products/New-mx/
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/article/20010912/sony.htm
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2001/09/12/16.html

・・・ごめん、明日でいいっすか。


[ カルト Q ] 2001/09/11(Tue)
日記系サイトの方の日記と同じタイトルにしてみました(笑
Sony Style でネットワークイベント「ソニスタ DX」なるイベントを開催中なのですが、その中で「カルト Q」
http://app.jp.sonystyle.com/Dx/Sonycultq/Champ/index.jsp
なるクイズをやっています。もう知っている人もあまりいないでしょうが、バイオネットワークサービスがまだ元気だった頃にやっていたネットワークイベントの Sony Style 版ですね。VNS イベントのときは「カルト V」なんて名前でしたが。
5 回ほどチャレンジしてみましたが、難しい〜。今のところ 59 点くらいしか出せません。VAIO 関連のクイズだけならまだしも、ソニーに関連のあるあらゆる問題が出題されています。全 1,000 問の中からランダムで 100 問が出題されるのですが、井深さんや盛田さんの受勲履歴なんて知らないよ普通!これを完璧に覚えてたら本物のカルトでしょう。
賞品があるのかどうかも分からないので、生活賭けてまでやる気はないのですが(笑)面白いのでちょっと遊んでみるつもり。

CLIE の待望の新製品「PEG-N750C」が発表されました。
ニュースリリース
http://www.sony.co.jp/sd/CorporateCruise/Press/200109/01-0911/
製品情報
http://www.sony.co.jp/sd/products/Consumer/PEG/PEG-N750C/
BizTech の記事
http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/show/leaf?CID=onair/biztech/gen/141577
「PEG-N750C」は言ってみれば「PEG-N600C と N700C のいいとこ取りをした」Sony Deutschland の「PEG-N770C」の日本版。65,536 色ハイレゾ液晶+音楽再生機能の「最強版」CLIE です。これを待っていた人はいよいよ買い時が来ましたねー、迷わず逝っちゃってください。しかしこの国によってまちまちな型番どうにかしてくれないですかね。まあ普通外国のモデル名なんて知っている必要はないからいいんでしょうが。
N700C ユーザーへの PalmOS 4.1 へのアップグレードサービスも年内に予定されているようです。有償になるでしょうが、これで N700C ユーザーも N700C のハイレゾ液晶で 65,536 色の静止画・動画を楽しめるようになりますね。
また、音楽再生機能無し CLIE 各機種向けに音楽再生専用周辺機器「PEGA-SA500」も発売されます。どのような形態になるのかは現時点では分かりませんが、外付けモジュールにリモコン及びヘッドホンを接続する形になりそうです。ATRAC3 データの再生はできず、MP3 と RMP 形式のみの対応ということですが、本体のメモリースティックスロットを利用するものだとしたら PEG-S500C/S300 のメモリースティックスロットは MG メモステ非対応ですから OpenMG データに対応できないのは致し方ないところです。でもむしろこちらの方が手軽に音楽データをやりとりできたりして。

もうひとつ気になるのが、この CLIE の新製品発表の中にメモリースティック拡張モジュールに関する記述があること。年内にメモリースティックカメラモジュール「PEGA-MSC1」とメモリースティック GPS「PEGA-MSG1」の 2 つが発表されました。カメラモジュールは 10 万画素。GPS の方は Navin' You Pocket から簡易徒歩ナビ用 GPS として利用できるらしいです。ようやく出てきたメモリースティック拡張モジュール、やはり気になるのはどのマシンで使えるのか?ということですが、今のところ「CLIE 専用周辺機器」という位置づけらしいので VAIO での利用はもしかすると厳しいかもしれません。現行の VAIO で特に変更なく使えることがベストでしょうが、少なくとも BIOS 等のアップデートで使えるようになることを望みたいですね。


関東を直撃していた台風は去ったので、現在なんとか帰宅中なのですが、ニューヨークの方では大事件らしいですね。わけあって今現在ニュースを見れない状況なので詳しくは分からないのですが、惨事にならないことを祈るばかりです。これから台風の勢力圏内に入る地方の方々も、くれぐれもお気をつけて。


[ ソニービルツアー 2001/秋 ] 2001/09/09(Sun)
出張につき東京に出てきています。またかよ、というツッコミはナシね(^^;

偶然にもいいタイミングで銀座ソニービルにて新 AIBO および Cyber-shot の展示が始まったらしい、ということでちょっと見てきました。

まず、例の新 AIBO「ERS-311/312」。
5F の展示室でその愛らしい顔を見たとたん、激しく蹴ッ飛ばしたい衝動に駆られたんですが必死で抑える(^^;愛らしい仕草で愛嬌を振りまいているから余計に・・・ふるふるふる・・・。
冷静に見てみると、全体的に丸っこくて金属的・機械的なイメージをとにかく無くすようにデザインされたんだなーという感じ。そのせいか質感は旧 AIBO に比べて安っぽくなったなーという印象を受けます。百歩譲ってその表情は許すとしても、頭のてっぺんについているパトランプが人を小馬鹿にしているようでどうも許せませんねー。
全体的にどう思います?このデザイン。好みもあるでしょうしソニーさんが想定しているターゲットも違うんでしょうが、やっぱり前の路線で行ってほしかったなー。中途半端に「ロボットである」ことを隠そうとしている気がします。究極のロボットの一つの形としてはは人工の毛皮をつけて本物のペットに近づけるというアプローチもあるでしょうが、それは違うでしょ。電気羊を愛すことができると思いますか?。私はむしろ R2-D2 やハロの方が可愛がれるんじゃないかな。そういう意味では初代〜二代目 AIBO はどこか R2-D2 的なのかもしれません。

私がかなり注目している「DSC-F707」と「DSC-P5」は 3F に展示されていました。P5 は P1 のサイズから考えるとびっくりするほど小さくなった、という印象こそ受けませんが着実に小さくなっています。P1 は小さいながらもぼてっとした感じがありましたが、P5 ならホントにポケットに詰め込んで出かける気にもなれそうというか。ただデザインがシンプルすぎるかなー。もう少し主張のあるデザインだったら衝動買いしてしまうところですが。まあ飽きが来ないといえば飽きが来ないデザインだとは思いますけどね。ただボタン配置やグリップのデザインは P1 よりもブラッシュアップされていて使いやすそうだなと思いました。展示機は電池切れだったためソフト的な使い勝手こそ分かりませんでしたが(T_T)、全般的に P1 よりは良さそうな感じです。

F707。一見して分かるのが F505 より大きくなったな、ということ。F505V を見慣れている私からしても、「ちょっと大きくなったなー」と感じました。まあ、F707 を使うようなシチュエーションではあまりコンパクトさというものは必要ないでしょうから、ホールド性などを考えてもある程度サイズや重量はあった方が良いんでしょうね。基本的なスタイルこそ F505 から変わっていませんが、F707 はどことなく F505 のサイバーな雰囲気を抑え、カメラとしての存在感を増したような印象を受けます。やや直線的になったそのデザインや、アイキャップがそう思わせるのでしょうか。
こちらは電池があったので(笑)実際に触ってみることができたのですが、持った感じは F505 より良いです。全体的に大きくなっていますが重量バランスは良いですし、大きくなったグリップ部のおかげでホールディングも良くなっています。レンズ部に移動したズームボタンや液晶画面上部に配置換えされた十字キー等、操作性はより良くなっています。シャッターボタンも押しやすい位置になりましたし、念願のアイキャップがついたのがやはりポイント高し。F505 の不満点をかなり解消できているのではないでしょうか。多くの機能が追加されたのに伴い操作キーが大幅に増えたため、慣れるまで操作には戸惑うかもしれません。但し、慣れればこの 1 アクション・1 キーの操作性はかなり直感的な操作を可能にしてくれそうです。
一つ個人的に残念なのが、フラッシュがオートポップアップ式になったこと。確かに便利になったわけなんですが、そのギミックの格好良さに惚れて無意味にフラッシュのポップアップ・ダウンをやってしまう私としては(笑)むしろ残念だったかな、みたいな。
全般的に、デジタル一眼レフを除いた「本気カメラ」としては現在最強なのではないでしょうか。価格も \12 万と逝っちゃってますが。ああ、欲しい。

うう、ボーナス・・・。


[ Power-Burn ] 2001/09/07(Fri)
うーん。今日もニュー VAIO は出ませんでしたねえ。
時期的に「WORLD PC EXPO 2001」で実機の初お目見えというのが当然考えられるシナリオでしょうから、それまでに発表されるのは間違いないでしょうけど。そういう面から考えると、新製品の発表日は 9/14(金)か 9/18(火)あたりでしょう。で発売は月末とか。一部モデルは新 CPU(特に TM5800 とか)の発表を待って発表されるか、先に発表だけしておいて詳細スペックは後日みたいな出し方をしてくるでしょうね。とりあえず PCV-RX73K だけはさっさと発表してきそうな感じ。
今シーズンのモデルは時期的に WinXP への対応がどのようになるのかが気になりますが、ちょうど今日マイクロソフトが Windows XP の完成及び RTM(Release To Manufacturing: 製品出荷版)の OEM メーカー向けを発表
http://www.microsoft.com/japan/presspass/releases/090701.htm
しましたし、WinXP 自体もパッケージ版こそ 11/16(金)発売となっていますがプリインストール PC はその前に発売開始されるという話なので、10 月中旬〜下旬に発売されるモデルには一足早く搭載されてもおかしくはありません。あるいは 9/末〜10/上旬に発売されるモデルも「Windows XP 無償アップグレードモデル」として発売される可能性が高いです。
WinXP の完成といい、「Pocket PC 2002」の発表
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/0,1608,5930,00.html
といい、米司法省によるマイクロソフト分割断念
http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/show/leaf?CID=onair/biztech/gen/140898
といい、比較的マイクロソフトに追い風の話題が続いていますが、とりあえず「使いやすくて」「安定した」OS であれば政治的なこととか余計なことはどうでもいいや、というのが個人的な感想。
とりあえずもう少しかかりそうです。>新製品

VAIO ではないんですがソニー製 CD-RW ドライブの新製品。
ニュースリリース
http://www.sony.co.jp/sd/CorporateCruise/Press/200109/01-0907/
PC Watch の記事
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/article/20010907/sony.htm
先日発表になったソニーのバッファアンダーランエラー防止機能「Power-Burn」搭載 CD-RW 3 機種。ATAPI 接続の「CRX175M」、USB 外付け「CRX1750U」そしてノート PC 向けポータブル「CRX85A」。
それぞれに特徴があり、「CRX175M」は CD-RW に加えてメモリースティックスロット搭載。リコーが今月中にも発売する DVD+RW ドライブ「MP5120A」は「スーパーコンボ」と通称するらしいですが、メモステコンボって意表を突かれたかも。
「CRX1750U」は USB 2.0 対応がウリ。でもまだ USB 2.0 は OS のサポートが得られていないだけあって互換性に難のあることが多く、このドライブも動作確認が取れている USB 2.0 I/F カードを使う方が無難そうです。やっぱり USB 2.0 の本格普及は WinXP 以降でしょうね。
ノート用「CRX85A」はソニー初のポータブルコンボドライブ。ポータブルのコンボドライブって今のところ確か Panasonic の「KXL-CB10AN」くらいしかなかったと思うんですが、これで選択肢が増えたことに。しかも CRX85A は Power-Burn 対応だし。私も CB10AN は買いましたが、会社で何度か使った程度であまりヘビーに利用してないんですよね。早まったか?しかも、この CRX85A はポータブル CD-RW ドライブ初の CD-R 最大 20 倍書き込み!「ZoneCLV」方式を採用していてあくまで「最大」20 倍速なんですが、20 倍速クラスの CD-R って大抵 ZoneCLV ですからね。もう現時点で最強のポータブルドライブといえるでしょう。
VAIO 純正 CD-RW ドライブにもこの CRX85A のユニットを使った待望のコンボドライブが追加される可能性はありますね。やっぱり型番は「PCGA-DVDCDRW51」とかかな(長いって)。
私も CRX175M は買おうかな、と思っていたんですが、実はコンボドライブだと思い込んでまして、ただの CD-RW+メモステということに気づきショックを受けています(泣)。24 倍速書き込み+メモステスロットで実売 \17,000 は格安だと思います。ただメモステスロットが CD-RW とは別に IDE を 1 ポート占有してしまうため、ドライブ 1 台で都合 2 ポートの IDE を使ってしまうことになるんですよね。今自作機の IDE ポートはプライマリに HDD を 2 台、セカンダリに DVD-ROM と CD-RW という構成になっているので、ここにメモステスロット分の IDE をわざわざ 1 ポート空ける余裕はないですから。メモステスロットを使わずに CD-RW だけ利用するとか、改造してメモステスロットだけ USB 接続にしてしまうというてもあるんですがなんかもったいないし。
IDE の増設カードでも買うかな。それとも CRX85E の方が先か。


[ 『最先端ロボット技術』に捧ぐ ] 2001/09/05(Wed)
ソニーが愛玩ロボット「AIBO」の新製品を発表しました。
http://www.sony.co.jp/sd/CorporateCruise/Press/200109/01-0905/

一昨年の初代「AIBO」ERS-110 で「人間と生活を共にする」という夢を現実のものとした「ロボット」は、2 代目のネコ型・ERS-210 の頃から次々と社会へ認知されてゆき、本田技研とソニーが相次いで発表した画期的な自立二足歩行ロボット「ASIMO」と「SDR-3X」でちょっとした社会現象になるまで認知度が高まり、またそれと同時に「全ての人がロボットと共に生活する」「人間の介護や危険が伴う作業にロボットの力を借りることで、人類の生活を更に豊かにする」ことへの期待も高まってきました。

そんな中、本日発表されたのが、ソニーの現在のロボット技術を集大成した最新の AIBO「ERS-310」シリーズです。その、最新技術を集結した ERS-310 の素晴らしいフォルムを、是非ご覧ください!










AIBO ERS-311/312
ERS-311/312










・・・ヲイ。
・・・バ、バカにしているんですか?ソニーさん、本気ですか?
なんというか、この顔を見ているとワタクシ、怒りすらおぼえるんですけど???(汗)

・・・まあいいや。とっとりあえず(←動揺しているらしい)、新 AIBO の特徴ともいえるその愛らしい顔をよーく眺めてみましょう。



AIBO ERS-311


ふるふるふるふる・・・。
はっ、いかんいかん。冷静にならなくては。
しかし見れば見るほど「ツッコんでくれ」と言っているような顔。機嫌のいい日ならまだしも、仕事がうまくいかなくて疲れきって帰宅したときに玄関先でこの顔に出迎えられたらすかさず山吹色の波紋疾走くらいかましてやりたくなります。いやむしろオラオラ 100 発だな。

頭についているパトランプらしきものは、やはりピーポくん対抗なんでしょうか。警視庁のマスコットを狙っているんでしょうか。
首まわりのデザインや丸っこい顔形、口元の雰囲気なんかは某ド○えもんか某コ○助(「Narinari.com」のコ○助さんじゃないよ!)のようにも見えます。ちょっとしたことで取れそうな頭は某ア○レちゃんっぽいし・・・。もしかすると、ソニーは私たちが幼い頃から夢見ていた「ロボット」というものをそのまま形にしてくれたのかもしれません。


が!しかし。


私はこの「ERS-311/312」の製品写真をまじまじと見るうちに、驚愕の事実を発見してしまったのです・・・!
しかして、その事実とは?
・・・まず、落ち着いて、その事実を克明に物語る以下の写真をご覧ください。





中○キャノンか!?





キャ○ンか!?キャ○ンなのか!???

その、口から見えている孔。「宇宙戦艦ヤ○ト」の波動砲をも彷彿させる孔は、何かしらの武器にしか見えません。そう、ソニーはこの愛らしい顔をカムフラージュに利用した恐るべき兵器を開発していたのです!
何故って?それは、言わなくても分かっているでしょう?昨年末に ASIMO や SDR-3X と同様の二足歩行ロボット「先○者」を開発し技術力においてホンダやソニーと肩を並べたと豪語する中国、その中国がこの「先○者」を恐るべき戦略兵器として隣国であるこの日本を侵略しようとしている、その侵攻を防ぐためにソニーが先端ロボット企業の意地として開発したのがこの「ERS-311/312」なのです!
ロボット 1 体の大きさこそ「先○者」に敵わないものの、「先○者」が中国の国費で開発されているため少数で侵攻してくることが予想されるのに対し、ERS-311/312 は 1 体 \98,000 と低コストなため量産が可能で、初月だけで 4 万台を生産するとも言われています。いくら「中○キャノン」が強力だといっても、4 万発の「AIBO ビーム」の前にはイギリス海軍を前にした無敵艦隊アルマダの如くその躯体を沈めることでしょう。かくして、日本の平和はソニーと AIBO によって守られるわけです!
いやー素晴らしいですね。日本の技術力万歳。ソニー万歳。





・・・ってヲイ!\(>_<)

いーかげんにしなさい。どうも失礼しました〜。

※注:ERS-311/312 の口についているものはカメラだそうです。

# どうも失礼しました>さん


[ 衝撃!Compaq 買収 ] 2001/09/04(Tue)
ちょっと驚きのニュース。米 Hewlett-Packard(HP)が米 Compaq を買収、だそうです。
ニュースリリース(HP)
http://www.hp.com/hpinfo/newsroom/press/04sep01a.htm
ニュースリリース(Compaq)
http://www.compaq.com/newsroom/pr/2001/pr2001090402.html
ZDNet の記事
http://www.zdnet.co.jp/news/dj/010904/e_hp_m.html
BizTech の記事
http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/show/leaf?CID=onair/biztech/gen/140262
日本において「HP」といえば deskjet で有名なインクジェットプリンタメーカー、というイメージがありますが、米国ではむしろ PC メーカーとしてのイメージの方が強いようです。日本国内でも昨年秋に日本参入を果たした「Pavilion」シリーズはやや地味なもののスタイリッシュな省スペース PC として、価格も相まってなかなかの売れ行きを見せているようです。
かたや買収される Compaq は、Windows 95 の発売によるホーム PC 普及当初から低価格デスクトップ PC「Presario」シリーズ(この無駄な曲線を多用した場所を取るデザイン、結局好きになれなかったなあ。Compaq らしさというかある種の「アメリカらしさ」はあったんですが、日本人に受け入れられるデザインだとは到底思えませんでした。ま、余談ですが)は価格面で市場を引っ張っていましたし、最近では Compaq にしては洗練されたデザインの(失礼)薄型ノート「Evo」はけっこう気になるモデルでした。他にも、1998 年に買収した DEC の製品ですが「HiNote Ultra」「HiNote Ultra II」はノート PC でも名機中の名機とも呼べるマシンで、その(当時としては)衝撃的なまでに薄い筐体と「バッテリを折り曲げてチルトスタンドにする」発想は、初代 VAIO 505 の誕生に大きな影響を与えたと言われています。他にも DEC には高速 RISC CPU「Alpha」がありましたし(これも余談ですが、Pentium II 300MHz とか 400MHz とか言っていた時代に Alpha は 600MHz をゆうに超えていました。超高速動作する WinNT 4.0 に加え、マザーボード上に強烈な存在感で鎮座する Alpha、欲しかったなあ。ただマザーと CPU だけで \20 万超と価格も強烈だったので手が出ませんでしたが(T_T))、Compaq はともかく DEC は技術力とかデザインとかいう点で気になるメーカーでしたね。あ、AMD Athlon が採用している EV6 バスも Alpha プロセッサのテクノロジーか。
ともかく、両社とも、日本国内では比較的マイナーな部類に属するメーカーではありますが、世界的にみるとかなり影響力の大きな PC メーカーです。

この 2 社が合併することで大切なのは、PC ベンダーとしてみたときには「どんなマシンを出してくるのか」ということでしょうが、この合併の本質はたぶん別のところにあります。
直販 PC メーカーの雄・Gateway が日本市場からの撤退を発表したことはまだ記憶に新しいっつうかまだ発表から一週間も経っていないことなのですが、このことと、今回の買収劇が物語っているのは「もう箱を安く売るだけのビジネスモデルじゃダメなんだ」ということ。PC 一台買うのに当たり前に \30 万 \40 万必要だった Win95 発売当初に比べ、今はデスクトップ PC なら \10 万、ノートでも \20 万あれば十分すぎるスペックのマシンが買えてしまう時代。CPU、メモリ、HDD、その他のあらゆるパーツの価格が底値まで下がり、PC を売っても売っても利益が出ない現在、新製品の企画・開発やプロモーションにかかる費用が PC の売上を食い潰しているというのは決して言い過ぎではありません。これに対処すべく、「必要なときに必要なだけ作る」とか「自社で販売までやって自社で在庫を管理し、在庫期間を短くすることで在庫コストを削減する」といった SCM(サプライチェーンマネージメント)を実現できる直販や新しい流通システムというものを各メーカーとも模索してきたわけです。しかし、いよいよその「箱を売る」ことを中心としたビジネスモデルが崩れたこと−−それも、かなり末期的な症状であること−−を、この Gateway と HP の 2 つの事例が示していると思います。
それでは、他のメーカーも同じような末路を辿っていくのか?といったらそうではなく、多くのメーカーは既に「情報サービス企業」への方向転換を始めている、あるいは方向転換が完了してしまっています。NEC にしろ富士通にしろ東芝にしろ、去年から今年にかけて PC 関連の事業は大幅な利益減となり、相次いで PC 関連事業の再編とサービス事業への注力を発表しています。先日 NEC と東芝が相次いで WinCE ベースの PDA を発表しましたが、これらは現在の Palm のような(比較的)低価格でコンシューマをターゲットとしたものではなく、どちらかというとハイエンドで企業ユースを狙ったものであるといえます。これはどういうことかというと、普及しつつある PDA を大口の企業ユーザーに売ろう、とかそういう安直なことではなくて、PDA を売って、更にその PDA を利用したモバイルソリューション、即ち「サービス」を売ろう、というのが背後にあるのではないか、と思われます。
IBM などは情報サービス企業に転身して成功した企業の代表格であるといえるでしょう。現在の PC/AT 互換機の源流となった IBM PC の大ヒットから各互換機の台頭により Intel・Microsoft 連合にその地位を追われて凋落した 1990 年代前半から、その後のサービス企業への転身は見事だったかもしれません。日本でこそ Aptiva や ThinkPad iSeries はぼちぼちですが、米国では個人向けの PC 販売はやめてしまい、あくまで PC は「ビジネス向け」「ソリューションの一部」であるという位置づけのようです。現在利益を生むのは利鞘の小さい PC 関連事業ではなく、企業に向けた各種サーバ・ハードウェア/ソフトウェアの販売とそれに付随するサービス事業である、というのが、IBM に限らず多くの IT 関連企業の方向性なのではないでしょうか。そういう意味では現在純粋にハードウェアだけでやっているメーカーってほとんどないんじゃないかな。どのメーカーも何かしらの企業向け/個人向けサービスという道を模索しているはずです。

と、ちょっと長くなってしまいましたが、新生 HP も米国市場にフォーカスを絞る Gateway も、PC の販売にとどまらない「サービス」の提供のための体制変更ということが言えるんじゃないでしょうか。「IT 産業」というのはともすると「パソコン関連の製造業とか販売業」と思われがちですが(そもそも「IT」を声高に訴えていた森前首相が「IT 産業の視察」とかいいながらヨドバシだかビックだかを視察に行って喜んでいたんだからしょうがない)、今日の「IT 産業」の本質は「情報サービス業」である、ということなのですよ。PC にしろ PDA にしろサーバにしろ、あくまでサービスを売るための「駒」でしかない、というか。だって、私たちが PC や PDA を買うのだって、「物質」として何か欲しいのではなくて、「それで○○がしたい」ということのために買うわけでしょう?

VAIO だって、確かに VAIO のデザイン性や「所有することの喜び」というものはあると思いますが、そのネーミングからして「Video Audio Integrated Operation」なのですから、その前提に立ってみると、きっと VAIO の本質は「箱」ではないのだと思います。AV 機器や家電を繋げて集中コントロールするいわゆる VAIO としての「完全体」が「VAIO」なのか、それともそれぞれの機器をシームレスに接続している、という概念そのものが「VAIO」なのか分かりませんが、おそらく「VAIO」とは「VAIO という PC」ではないのだと思います。そりゃ、VAIO を設計したり作ったり宣伝したりしている人たちは「VAIO」を売りたいんだと思いますが、最初に「VAIO」を創ろうと思った人の中では「VAIO」というのはそういう存在なのではないでしょうか。
ソニーさんも「ソニー株式会社」だけでなく、「ソニーマーケティング」「SME」「SCEI」「SonyStyle」「ソニー銀行」などなど、数え上げればキリがないほどの関連各企業の製品・サービスを「一つの環に繋げる」ことは間違いなく考えているんだと思います。それを補完するための SonyStyle であり、ソニー銀行であるんだと思います。ソニーさんが提供するあらゆるサービスやコンテンツを利用するためのサービス・ステーションとして、その環の中心に据える目的で創られたのが「VAIO」である、と言ったら、持ち上げすぎでしょうか。



おおー、いかにも「VAIO Column」らしいオチ。我ながらなかなかの構成力(ぉ


[ FOMA 正式発表 ] 2001/09/03(Mon)
うう、忙しい・・・。
ちょっと新製品が出ないためネタが無いのもあったんですが、いろいろと忙しくて更新できず。あと一週間もすれば山は越はずですが。

NTT DoCoMo が「FOMA」サービスの料金体系その他を正式決定しました。
ニュースリリース
http://www.nttdocomo.co.jp/new/contents/01/whatnew0903.html
ケータイ Watch の記事
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/0,1608,5883,00.html
ASCII24 の記事
http://k-tai.ascii24.com/k-tai/news/2001/09/03/629300-000.html
MYCOM PC WEB の記事
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2001/09/03/18.html
ZDNet の記事
http://www.zdnet.co.jp/mobile/news/0109/03/foma.html
いよいよって感じですか。でも FOMA、どうなんでしょ?という思いが相変わらず。私自身首都圏から離れてしまって以来、FOMA の動向については話が聞こえなくなっていたのですが、試験サービスってどうだったんでしょ。開始当初に不具合その他の噂を聞いてから(そのあおりを食らって i モードセンターが一時期不安定になったらしい)何の噂も聞かなくなっていたのですが、多少は安定したんでしょうか?

FOMA の売りはやっぱりその 384kbps の転送速度でしょうが、パケット通信料は相変わらず高め。料金コースによって \0.2/パケット〜\0.02/パケット、と 10 倍の差があるんですが、au の PacketOne でさえ通常 \0.1/パケットでこれでも高すぎるわけだからやっぱり FOMA は高い。パケット料金気にしながら使っていたら、せっかく高速なモバイル通信環境でも精神的に落ち着かないに違いないですよね。だって仮に ADSL で「1 パケットいくら」とか言われたら、「それだったら遅くても固定料金のフレッツ・ISDN でいいや」となっちゃうでしょう。やっぱ高速通信インフラは固定料金にならないとね。
というわけで、早い段階での完全固定料金コース希望>DoCoMo さん。まあ私はとりあえず 128kbps AirH" を待ってみますが。

携帯電話事業でソニーと合弁会社を設立するエリクソンが、次世代携帯電話技術を他社に OEM 提供することを表明しました。
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2001/09/03/16.html
あくまで合弁会社「ソニーエリクソン」とは別枠で、ということなんですが、この発表がソニーエリクソンの今後にどういう影響を及ぼすのか。
あくまで推測ですが、ソニーエリクソンがどちらかというとソニーがイニシアチブを握っている→ソニーによるソニーエリクソンの買収→エリクソン側に残るものがない、という事態を避けるための戦略、というのは考えすぎでしょうか。

My Diary Version 1.21
[ 管理者:Brown Sugar 著作:じゃわ ]