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2006/05/17 (Wed.)

UX発表&デジタルスタイル会議

author : IceSeed

blog百式の田口元氏主催、ソニースタイル協賛のデジタルスタイル会議が先日丸の内でありまして、そちらに出席していました。
定員100名の内、ソニスタ枠が30名しかなく、さらに参加条件として5000star以上で自分のblogを持っていることが条件というかなり狭き門でしたので応募条件を満たせない人も多かったのではないかと思います。
同会場でVAIO type Uの国内正式発表があった後だったようですが…

細かいことは多々ありますが、やはり前回のtype Uの反応がいまいちだったこともあってそれらの反省も製品にかなり生かされているようです。
また、CLIEの開発担当だった方も今回の設計に参加されているそうです。

特徴は…
・WindowsXP搭載
・文庫本サイズ
・超軽量520g
・スタンバイから5秒で復帰
・タッチパネル
とのこと。

やはりモバイル用OSではなく、普段使っているWindowsを搭載することで基本的にいつも同じ環境で使えるのは大きいですね。
文庫本サイズ・520gというのはタッチパネル・a/b/g対応WLAN・Bluetooth・キーボード・CFスロットをフル搭載。
PCカードスロットはさすがにサイズ上厳しかったのでしょうが、「機能を削って軽くしたのでは意味がない」のでここはこだわったそうです。
X505…

とはいえ、シールの張り方はX505のそれを踏襲してデザイン重視、見えないところに隠して張ってあるそうです。
またコンパクトな10層基盤を使用しているようです。
プラスチック素材もカーボン繊維を混ぜたカーボンモールドを使用しています。
X505/Pでは短繊維でしたが今回は長繊維。
カーボンが混入されているため通電性があり絶縁が必須なのですが、軽くするために採用したそうです。

HDDは東芝製1.8インチ1プラッタタイプのものなので、gigabeat F41が生産終了しMK4007GALが超入手困難な今となっては30GBが上限ですね。
ちょっと少ないので、そのうち容量が大きくなったら換装も考えようかと思います。
40GB以上は出ないんでしょうかね。
そのうち2プラッタのMK6006GAHでも無理矢理つっこんでみますか(ぉ

会場で少しさわった程度のレビューですが、各部の質感はかなりいいです。
CFスロットは持ったときの手の位置を考えて干渉しない場所にうまく設置してあります。キーボードは触ってないのですが、キーピッチはPDAに毛の生えた程度しかないので、一応ついている…という感じです。
ま、CLIE NX80Vのキーボードよりはマシな感じですね。
ただ、ソニスタで確認する限り日本語キーボードと英語キーボードを比較すると英語キーボードの方がキーピッチに余裕があるので、タイピングをある程度重視するなら英語キーボードの方がいいかもしれません。
このサイズでタイピングもなかなか厳しいと思いますが…
ちなみに日本語キーボードでも仮名表記がほぼ無いのでデザイン上は割とすっきりするのではないかと。

持ったときの感じも背面の曲面がいい感じで手にフィットしてあまり重さを感じませんでした。
ここは先代type Uでユーザーが重さを感じて不評だった点のようで、かなり力を入れたそうです。

ディスプレイをスライドさせたときの質感やキーボードのLEDの点灯もかなりこだわったようですが、会場が明るくてLEDの点灯具合はほとんど分かりませんでした。
何でも生き物感があるらしいのですが、なんか光ってるかな…くらいだったので、暗い場所で確かめてみたいですね。
スライドは結構堅くてかっちりしているので勝手に動いたりすることはそんなにないでしょう。

ディスプレイは4.5インチ・1024×600のWSVGAサイズ。
サイズを見ても分かるとおり、超高精細で非常に細かいです。
これで厳しい人は解像度を落とした方がいいかも。

ポトリは大きさもほどほど、デザインもUXと合わせてあるのでそんなに変な感じはしないです。
ただ、i.LINK端子がS400/4ピンだけになり、専用電源端子が省かれました。
従来のi.LINK純正ドライブを持っている方は通常の4ピン←→4ピンケーブルとACアダプタがないと使用できません。
これは結構痛い変更かも…
これに合わせて新型純正ドライブのVGP-DDRW4が発表されていますが、普通の4ピンi.LINKケーブルにACアダプタという仕様になっています。
電源容量の問題でしょうか…?
ちなみにリカバリに関して公式サイトに今のところ何の記述もないんですよね。
リカバリディスクが付属するのか、HDDリカバリになるのか…VAIOリカバリユーティリティが付属しないところを見るとリカバリディスクのような気がしますが。

メモリはVRAM最大128MB共有の512MB固定とちょっと少ない気がしますが…
せめて768MBくらいは積んで欲しかったところ。
常駐アプリが多い場合、結構メモリのやりくりが大変かも。
まあ、モバイル用と割り切ればこんなものかもしれません。

ざっとこんな感じです。
質感が高いので高級なCLIEっぽい感じがします。
モバイルグリップ主体なだけにかなり形状やインターフェースにはこだわっていて、割と快適に使えそうな感じです。
キーボードが極小とか、画面が細かいとか、サイズの小ささ故の不満点もありますが、それらに目を瞑っても欲しいと思わせるモデルでした。

P.S.
会場に傘忘れて走って戻りました…(^^;

15:31