VAIO Laboratory PCG-X505/SP 購入後インプレッション
PCG-X505/SP 購入後インプレッション
最後に、X505 の性能はホントのところどうなのか?ということで、ベンチマークを取って締めたいと思います。まあ、今時 1GHz 程度のプロセッサに 20GB しかない HDD など明らかに PC としては低スペックなのですが、X505 でスペックの話をするのは野暮というものです(笑)まあ、でもやっぱり実際の性能はどうなのか、気になりますよね。というわけで、ベンチを取ってみました。
※各画像をクリックすると大きい画像が表示されます。

まず、比較に使ったマシンは以下の通りです。


PCG-X505/SP PCG-U101/P ThinkPad T40p 自作機
CPU Intel Pentium M 1.00GHz Intel Celeron 600A MHz Intel Pentium M 1.60GHz AMD Athlon 1.20GHz
チップセット Intel 865GM Intel 865PM Intel 865PM VIA KT133
メモリ DDR266 SDRAM 512MB DDR266 SDRAM 512MB DDR266 SDRAM 2.0GB PC133 SDRAM 1.0GB
グラフィック Intel 865GM ATI MOBILITY RADEON ATI MOBILITY FireGL 9000 ATI RADEON 9200
HDD TOSHIBA MK2004GAL TOSHIBA MK3004GAH HGST IC25N040ATCS05 IBM IC35L060AVER07
OS Windows XP SP1 Windows XP SP1 Windows XP SP1 Windows 2000 SP4

X505/SP、U101/P、T40p って Banias 機ばっかりですね(笑)Banias(Centrino/Pentium M)が出荷されてから 1 年足らずの間に、Banias 機ばかり 3 台も買ってしまったのか(^^;
自作機の方はもうかれこれ 3 年近くほとんどいじらずに使っているマシンなのでスペック的にはかなり見劣りしますが、参考までに。

まずは、定番 HDBENCH の結果です。

HDBENCH 3.30
機種 ALL Integer Float MemoryR MemoryW MemoryRW DirectDraw
PCG-X505/SP 15762 43238 40986 36399 25591 49956 29
PCG-U101/P 12579 27521 27810 23548 13002 44539 19
ThinkPad T40p 25239 74030 74782 58463 27900 53344 50
自作デスクトップ 23281 53197 62510 14794 14231 22718 84
機種 Rectangle Text Ellipse BitBlt Read Write Copy Drive
PCG-X505/SP 18777 15948 7374 190 10348 11160 794 C:\100MB
PCG-U101/P 13783 8711 4669 107 12860 9439 1229 C:\100MB
ThinkPad T40p 45390 12778 9253 612 19699 18655 1926 C:\100MB
自作デスクトップ 47519 10392 8873 578 33409 27401 2316 C:\100MB

順当に U101/P よりちょっと速い、という感じでしょうか。U101/P と X505/SP では HDD が世代やプラッタ容量が同じでプラッタ枚数が違うだけで基本的には同等スペックの 1.8 インチ HDD なので、ディスク性能はほぼ同等になっています。性能的に 2.5〜3.5 インチ HDD の他機種と比べると、見る影もないという感じでしょうか(^^;HDD ベンダ(ってこの仕様の 1.8 インチは東芝しか作っていませんが)には容量ももちろんですが、性能面でもがんばって伸ばしていただきたいなと思います。
CPU とメモリはクロック比分の違いが順当に出たというところでしょう。グラフィック性能は U101(MOBILITY RADEON)よりも高いという結果が出ていますが、画面表示は U101 の方がきれいだったのでクオリティを考えると X505 の GA(i865GM チップセット内蔵グラフィック)にはちょっと不満ありです。ま、コストとそれなりの 2D 性能がポイントな統合チップセットの内蔵グラフィックに贅沢言うのもナンですが。(^^;

続いて、3D 性能を測ろうということで最近私がお世話になっている「Vana'diel Bench 2」です。いわゆる FFXI ベンチですね。
これ、単に X505 にインストールしただけでは実行できませんでした。どうやら FFXI(と Vana'diel Bench)自体が i865GM をはじめとした統合チップセットには非対応のようです。が、以下の URL を参考に「3D-Analyze」というソフトウェアを利用することにより、ベンチマークおよび FFXI のプレイが可能になりました。
http://www.pluto.dti.ne.jp/~moons/sigmarion/vaio/vaiotr/bench/bench1.html
http://www.asahi-net.or.jp/~tz2s-nsmr/adslgame/analyze/analyze.htm

Vana'diel Bench 2
機種 Low Res. (High Res.) 判定
PCG-X505/SP 841 - 練習相手
PCG-U101/P 808 - 練習相手
自作デスクトップ 2281 1952 おなつよ
ThinkPad T40p 3852 2635 とてつよ

数値上では X505 は U101 と同等か若干良い結果を出しているように見えます。U101 が搭載する MOBILITY RADEON は「がんばれば FFXI が何とかプレイできる」スペックで、表示エフェクトをほとんどオフにするなどの制約はありますが私もしばらく U101 で FFXI をプレイしていました。なので、数値だけ見ると X505 でも何とかプレイできなくはないか、という感じなのですが・・・。
実は、同時にベンチマークを開始すると U101 の方が数十秒早くベンチマークを完了します。おそらく、X505 ではハードウェア T&L をエミュレートすることによってオーバーヘッドが生じ、それがベンチマーク全体の動作速度を引っ張っているのだと思いますが、そう考えると U101 よりも FFXI 環境としては厳しいと言わざるを得ません。ただ、見た目のフレームレートでは両者ともほとんど違いはないようでした。エフェクトを全部切って解像度を下げれば、競売チェックくらいには使えるかと思います。試してみたところソロでの戦闘もけっこう厳しいかという感じでした。
この辺はやはりグラフィックチップに依存する部分なので、もう少しマシな GA さえ搭載すればそこそこプレイできると思うんですけどね。後継機種があるのであれば、i865GM ではなく統合チップセットでもそれなりに 3D 性能が期待できそうな RADEON IGP あたりの互換チップセットを採用してほしいところです。

・・・というところです。モバイルには必要十分な性能ではあると思いますが、やはり統合チップセットのグラフィック性能と 1.8 インチ HDD がもたらすボトルネックは大きく、ともすると体感速度ベースで SRX7S/PB(Pentium III-M 900MHz)あたりにも劣るかもしれません。が、やはり薄く軽いこと、ファンレス故の静粛性(ホントに HDD の回転音が微かに聞こえる程度)、そしてデザインと「持つことの喜び」が、そのあたりの不満を相殺してくれていますね・・・って言ってしまうと身も蓋もないですが(笑)。
スペックはともかくとして、とにかく X505 は私に初代 505 以来の PC への楽しみを思い出させてくれた製品だと思います。C1 や U も確かに楽しいマシンでしたが、ここまでの感動を与えてくれるマシンは私にとっては「505」なんだろうな・・・と思っています。年々、プライベートでは VAIO U のような小さいマシンや PDA の方をよく使うようになってきて、B5 ノート自体使いどころがなくなってきた感もありますが、そこをまたどう使ってやるかを考えるのも、また一つの楽しみでもあります。値段もスペックも行きすぎたマシンなので、フィットする人にしかフィットしない製品ですが、私は気に入りました。願わくば、X505 のようにワクワクする VAIO をこれからも作っていってほしいものです。

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