VAIO Laboratory 英語キーボード/U101
英語キーボード/U101
例によって、U101 のキーボードを英語キーボードに換装してみました。
・・・とはいっても、今までキーボードを換装してきた VAIO ノートと違い、U101 は US モデルが発売されていません。部品を取り寄せるわけにも行かず、仕方がないので今回は VCL が提供している「バイオ有償オプションサービス」の中の「英語キーボード交換サービス」を申し込みました。
私がサービスを申し込んだ時期はちょうどこの有償オプションサービスが割引になる「ボーナスキャンペーン」の期間で、おかげで通常は料金 \20,000 のところ \3,000 割引の \17,000 也。個人のパーツ取り寄せに比べてどうしても割高になる上に、元の日本語キーボードは返してもらえないというちょっと納得のいかないサービスですが、仕方ありません。
※各画像をクリックすると大きい画像が表示されます。

換装サービスを申し込むにあたって、VCL から注意されたのは「Sony Style モデルは原則、サービスの対象としていません」とのこと。というのも、換装サービスの保証期間は 1 年間、しかし Sony Style では購入特典として独自の 3 年保証がついているので、換装サービスを受けてしまうとこの保証が切れてしまうからだとか。この場合、「換装したキーボード部分はサービス完了より 1 年間の保証、それ以外の部分については購入から 3 年の保証が適用される」という限定的な条件を了承の上であればサービスを受けることは可能ということでした。しかし、もはや英語キーボードに慣れてしまった私には背に腹は代えられません、この条件で換装をお願いしてしまいました。
こちらは、換装サービスを受ける前の日本語キーボード。
変則配列だった U1/U3 のキーボードと違い、一般的な JIS 配列にかなり近いキー配置になった U101 のキーボードでしたが、U1 と同じ横幅に無理矢理キーを詰め込んだためかなり窮屈に鳴ってしまいました。U1 と 1mm しか違わないというキーピッチも実際にタイプしてみると意外なほどに差があり、特に記号キー周辺で頻繁にミスタッチが発生して困っていました。また、普段英語キーボードの横長 [Enter] キーに慣れている私は、縦長で幅の狭い [Enter] キーも気に入りませんでした。
これが、換装が完了した英語キーボード。多くのキーについてはキーピッチは日本語キーボードと同じままですが、主に右側の記号キーやスペースバー周辺のレイアウトに余裕が生まれたのが大きな違いです。[Backspace] キーが大きくなり、[Enter] キーが横長になったため、かなりタイプしやすくなりました。
また、キートップからひらがなの刻印だけでなく、「ThumbPhrase」用のオレンジ色の刻印もなくなり、かなりスッキリとした外観に変化しているのが分かります。
英語キーボードは、文章の入力にかなり重要な位置を占めるスペースキー、[Backspace] キー、[Enter] キーが改善されているだけあって、かなり快適になりました。また、賛否両論あったキーレイアウトの JIS 配列化も、この英語キーボード並みに余裕のある(とはいえ日本語キーボードとの比較の話であって、絶対的に余裕があるとはとても言えませんが)配列であれば、確かに U1/3 の変則配列よりはタイプしやすくなった、と言えると思います。

買った当初は「これでタイピングは U3 以上に無理!」と思っていたのですが、慣れと英語キーボードへの換装によってかなり普通にタッチタイプができるようになってしまいました(実は、今この原稿を書いているのも U101/P でのタッチタイプだったりします)。
今まで、いくつものノート PC のキーボードを英語キーボード化してきた私ですが、今回の U101/P の英語キーボード化は、使い勝手の向上という意味で今までの中で最も効果があったと感じています。換装サービスにかかった時間も、実質中 1〜2 日で戻ってくるというスムーズさでしたし、割引サービスがあったことと併せてなかなか満足度の高いものだったのではないでしょうか。ただ、他メーカーの同様のサービスと比較して \20,000 という価格はまあこんなもんかなと思いますが、本来自分の所有物であったはずの日本語キーボードが返却されない、というのはちょっと納得がいきません(本当は返却しないならもう少し安くしてと言いたい)。これさえなんとかなれば、もっといろんな人に勧めたいサービスだと思うんですけどね・・・。

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