VAIO Laboratory PCG-U1 の分解方法(ただし禁断シールまで)
PCG-U1 の分解方法(ただし禁断シールまで)
さあ、U1 の三枚おろしまであと一歩となりました。でもここで気を抜かず、最後まで慎重に作業しましょう。
しかし、ここでついにあの「禁断シール」が・・・。
※各画像をクリックすると大きい画像が表示されます。

続いて、ヒンジカバーを外します。
後面の入出力ポートの両脇に、ネジを隠すシールが貼られているので、これを剥がします。
先端の細いものをシールの隙間に割り込ませ、シールを剥がします。このシールは粘着力が強く、再貼付しても大丈夫なので、心配せずに剥がします。
シールを剥がしたら、中に隠れているネジを外します。
ネジを外したら、ヒンジカバーを外します。
これまた先の細いものでヒンジカバーを持ち上げてやります。写真では精密ドライバーの先端を使っていますが、樹脂製のヒンジカバーに傷をつけたくなければ竹楊枝等を用いた方が無難かもしれません。
液晶をほぼ全開状態まで開き、ヒンジカバーを持ち上げて外します。
XR や Z505 等はこのヒンジカバーを外すのに一苦労で、ヒンジカバーを割ってしまったとかツメを折ってしまったというミスを犯す方が少なくありませんでしたが、U は比較的簡単に外れます。
ヒンジカバーを外すと、中身は写真のようになっています。
U の本体サイズにしてはけっこうそこそこのスピーカがついているのが分かります。
ヒンジ部分には液晶を接続するディスプレイケーブルが隠れているので、これを傷つけないように十分注意してください。
ワイドスティックおよびクリックボタンの脇に位置する計 2 本のネジを外します。
これが U1 の筐体を留めている(ほぼ)最後のネジになります。
ここまでのネジを全て外すと、筐体の上下の締まりが若干緩くなるので、隙間に爪なり先の細いものなりを挿し込んでこじってやると、だいたい写真の状態くらいまで筐体が開いてきます。
隙間に 1.8 インチ HDD が見えているのが分かるでしょうか?
筐体を完全に外し、三枚おろしにするためには(たぶん)あと 1 本のネジを外す必要があります。クリックボタンの右下あたりに「禁断シール」が貼られており、その下にネジが 1 本隠れています。これを外すことによって筐体の完全バラシが可能なのですが、シールに書いてあるとおり「お客様がラベルを剥がされた場合、無償修理対象外となります。」ので、これ以上分解することができません。

結局禁断シールに阻まれてしまった U1 の全バラシ。保証の範囲内でできるのはここまでとなります。
禁断シールは「剥がす」んじゃなくて破ったらどうなるんだろう、という日本語表現につけこんだ疑問が湧いてきますが(笑)、保証がなくなるのは痛いので、今回はとりあえずここでやめておきます。ま、現在のところ標準搭載よりも大容量の HDD はリリースされていないため、危険を冒してまで分解するメリットはないのですが。
でも、やっぱり U1 のメインボードは一度拝んでみたかったなあ。芸術品のような設計をしていそうなので・・・。いずれ、保証が切れるか HDD 容量が足りなくてどうしようもなくなったらやってみたいと思います。

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