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2009/10/18 (Sun.)

VAIO X(2)

author : IceSeed

このレビューは「みんぽす」の無償イベントに参加して書かれています。(詳細は末尾で)
みんぽす
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だいぶ時間が過ぎましたが、2回目。
今回は写真を中心にみていこうかと思います。

やはり、まずは端子類でしょうか。
VGA(D-Sub15ピン)とLAN(RJ-45)に関しては前回書いたとおりなのですが、そのままでは入りません。
VGA端子自体は入るのですが、内部の基盤部分が端子より大きいため、内部形状を見直さないと押し込むことは不可能。
LAN端子は、そもそも物理的にそのままの形状で納めること自体が不可能。
どちらも写真を見てもらえば分かるかと思いますが、VGAはカバーで巻いてかしめてあるのが確認できます。
これは端子下部が露出するため、デザインも考えて巻き付けてあるそうです。
ちなみにHDMI端子が同様の構成とか。
厚みも上下にはみ出さないように整えられています。
本体側はアルミのカバー一枚のこしてギリギリまで詰められています。

DSC00616s.jpg DSC00629s.jpg


LANは505当時の横開きのモデムを縦にしたような感じです。
って、初期505の実物なんてほとんど見たことないのでアレなんですが(^^;
気になる人は過去のコンテンツを見てください。
故障写真がどこかにあったはずです。
ソニー社内では当時故障率が高かったことから開閉式にすることにはかなりの抵抗があったらしいです。
写真は本体裏面のものですが、信号線のみが本体側に用意されカバーの部分が外れているのが確認できますね。

DSC00673s.jpg


残りはおまけのような感じですが・・・
こちらは貴重?な外装をクリアパーツにしたパーツ配置確認用のモデル。
パーツが高密度に実装されているのが確認できます。
ついでにTTとのファンのサイズ比較も。

DSC00632s.jpg DSC00639s.jpg


続いてVAIO Xの初期モックと採用版のモック?(製品?)の違い。
手前が初期モックですが、奥の製品版のものと比べて全然薄く見えないのが実感できます。
単純に13.9mmの厚みのものを作ってしまうと本当にただの厚い板になってしまいます。

DSC00650s.jpg


type TTとの比較も。
奥がTTですが、液晶分が薄くなっているのが分かりますね。

DSC00675s.jpg


Xバッテリーを横から。
Xバッテリーはネジ止め式なのでちょっと面倒そうです。
大容量バッテリーとしてはデザインは良いのですが、重量1kgオーバーなのが難点。
Sバッテリーでもtype PのSバッテリー程度には持ちそうなのでそれで十分な気がしないでもないですが、Lバッテリーの稼働時間も捨てがたい・・・
SバッテリーとLバッテリーのセットがあれば良いんですがねぇ。
自宅でAC稼働しているときはバッテリーの劣化を防ぐために常時外しているので、あまり関係ないと言えば関係ないですが。

DSC00669s.jpg DSC00678s.jpg


電源ボタン周りの意匠。
シンプルながら上品にまとまっています。
ちなみにACアダプターは消費電力の関係でtype Pとは別で新規に起こしているそうです。

DSC00679s.jpg


最後に天板デザインを・・・と思ったんですが、残念ながらカーボン繊維が綺麗に写っているものがありませんでした><
光沢のため反射が厳しいのと、ラメが入っているためそちらが強調されてしまったようです。
若干青みがかかった色合いには見えましたが、会場が暗かったので何とも・・・
繊維は真横に走っています。
今回は価格的にも財布に優しいのでwww、安心して買うことができますね。
中央の3台がVAIO Xの製品版で、その左側がプレミアムカーボンとなっています。

DSC00667s.jpg

ざっとこんなところですが、やはりX505を相当に意識した作りになっていると思います。
高すぎた価格、価格の割に低いスペック、短いバッテリー稼働時間、大型のACアダプター、外出しにしてしまった端子類・無線など、当時不満点としてあがっていたものがすべて解消されています。
また当時はSSDが存在しなかったことも大きいでしょう。


CPUパフォーマンスだけはAtom Zなので期待できませんが、これだけの技術を投入してAtom Z搭載機としての価格を維持しながらこのサイズと重量に納めたことを考えると6年間の技術の蓄積は大きいものですね。
モバイル好きな人であれば満足できるノートだと思います。
業務用としても特別重たい処理でなければ全く問題ないでしょう。
あとはWindows7がどの程度動くかにかかってきそうです。
どうせ64bitにはできないし、だめならXPに落とすしかないかな?


残る問題はどういう構成で買うかですが、WiMAX搭載にしないと5GHz帯の無線LANが使えない点は気をつけた方が良いでしょう。
ちなみにWiMAX搭載の方が15g軽くなります。
バッテリーの選択肢はちょっと難しいですね。
Lバッテリーが一番バランスが良さそうですが、Sバッテリーの軽さも・・・


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