« ネットワーク設定出張作業 | メイン | 今年も新製品ラッシュがやってきた »

2008/01/05 (Sat.)

VGN-TZ90NS改 “Monster Storage"

author : IceSeed

年末に発注したパーツが届いたのでようやく着手できました。
今回の作業内容は以下の通り。

・4965AGN換装 802.11nデュアルバンド対応
・HDD換装 160GB→320GB

換装場所までの分解自体はさほど難易度は高くない・・・のですが、キーボード面のパーツを外す際に引っかかっている爪が非常に折れやすいので注意が必要です。
爪を最初に外すのではなく、本体手前から開けていった方が良いでしょう。
キーボード面は手前側に引上げますがケーブルが短いので、45度くらいしか上がりません。
シリンダーカバーはX505のように極端に薄い作りではないのでまず割ることは無いと思います。
一回開けてしまえば後はネジを外して各パーツを入れ替えるだけなので簡単です。
本体外部の黒ネジは全部長いタイプ、内部はほぼ短いタイプとなっています。

無線LANに関しては、TZ90NSに搭載されている4965AGNが発売時期の関係上40Mhz解放前であったために、20Mhzのみの制限されたバージョンになっています。
年末に11nデュアルバンド対応ルータのWR8500Nを導入して一応確認はしましたが、どうやってもデュアルで使うことはできません。
というわけでちゃんと40Mhzに対応したバージョンに切り替えてやります。

4965AGNの場所は本体左のUSBコネクタの下になります。

写真はすでに換装後の状態です。
アンテナは上から、黒、灰、白の順番になります。
通信速度は、とりあえず有線100Mbps並の速度は出ますね。
フレッツスクウェアの速度計測では何故かやたらエラーで計測失敗するので困ります。
※失敗の原因はESET Smart SecurityのWEBアクセス保護でした。XPでは問題ないのですが・・・
一応リンク速度の画像も。

換装後もデバイスマネージャには相変わらず「20Mhz専用」と「自動」しかないので自動を選択すると40Mhzが有効になります。
ちなみに、換装後はまた無線APへのアクセスが自動でできなくなったので、仕方なくSmart Networkの設定とVistaの無線プロファイルを全部削除・初期化して再登録orz
Vistaの無線の繋がらなさは正直もう嫌になってきますorz

自宅にはPCI-eのGigabitLANを持つマシンがTZ以外無いうえ、自作機のサウスブリッジがかなり壊れてきた(USBコントーラ異常、LAN異常、オンボードサウンド故障)ので速度は新型を組んでからもう一度計ってみた方がいいかも。
というか新型組むまでもつんだろうか・・・(^^;
とりあえず後はケースだけなので速く届いて欲しいです><

ちなみに自宅内のLANケーブルもこの機会にリプレースしました。
Yahoo!BB時代に敷設したままの古いCat.5ケーブルが基幹部分にそのまま残っていたので、オーバースペックとは思いながらもCat.6e対応のフラットケーブルに交換しました。
結果、ケーブル交換だけでフレッツでの計測が63Mbps越え(自作機計測、Bフレッツマンション・VDSL)。

今まで50Mbpsすら滅多に出なかったのに、50Mbpsは普通に出てしまいますw
ケーブルの性能だけで20~50%近い効果があったわけで、LANケーブルというのは意外と侮れない物ですね。
さすがにCat.7は高いし、今のところ太いSTPケーブルしかないので取り回しや価格を考えるとCat.6eが最適かなと思います。

続いてHDD換装。
こちらもステイから取り外して交換するだけで、別に難しいことは何もありません。

今回の換装品はWestern Digital製 Scorpio WD3200BEVT、2.5インチ320GBという現行で最大容量の物になります。
これでSSDと合わせて352GBというモバイルノートとしてはバケモノじみた容量を手にすることができます。
まあ、元々私のTZ90NSは光学ドライブを廃してストレージ特化仕様にしてあるので、容量はあればあっただけ使い甲斐があるというものです。
換装後は、元のHDDのデータを戻して終了。
OSも入っていないので時間はかかりますが楽ですね。

データを戻す前にベンチを取ってみましたが、最外周部だとシーケンシャルリードで70MB/s超えちゃうんですね。
もうほとんど3.5インチと変らないレベルになっています。

4KBのランダムアクセスではHDDの常として速度がガタ落ちですが、これだけ速度が出るならシステムドライブとして使っても何ら問題ないでしょう。

こんな感じで無線とHDDを換装して基本スペックではTZ91とほぼ同等、ストレージ容量では大幅に上回ります。
特に無線に関しては発売時期の関係とはいえ、1ヶ月も待たされたうえに20Mhz専用という困った仕様で非常に悔しかったのですが、これで本来のスペックに引上げることができました。

以下はおまけ写真。

Bluetoothのアンテナはなんとクーラーの上、左側にw
BTチップはインテルチップセットの左側にあります

ワンセグチューナーはminiPCI-e接続になっています。
TZ91でワイヤレスWAN仕様にした場合のスロットもテープで塞いであるのが分かります。
その気になればここも何か別のものに換装できそうですが、あまり利用価値はなさそうです。

23:29