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2006/10/21 (Sat.)

S706入手 ~その弐~

author : しゃち

ぇ~、実は私も買ってました、S706F(爆
IceSeedさんがバイオレットなら私はエボニーブラウンって事でw
ちなみに仕事の合間の時間を利用してお台場のソニスタへフラッと寄りつつ、
その場で実機及び色の確認、そして簡単な試聴を済ませてその場でポチりましたw

ちなみにアクセサリはソニスタオリジナルケースとTEMASストラップを一緒に購入。
いつもの私であれば1000個限定のPORTERのケースにも手を出しているところなんですが、
今回ばかりは無駄に高いのと私には使い道が無さそうなので購入するの止めました。
折角ディスプレイがカラーになったのに全面覆っちゃうから見えなくなるし、
操作出来るのが再生/停止のみっては果たしてどうなのかと。

一緒に購入したTEMASストラップは普段のPORTERケースと同様に後日配送の模様です。
パッケージの中にはTEMASストラップの配送に関するご案内だけが入ってました。
ちなみにストラップのお届け期間は大体1ヶ月後とのこと。
今から出来がちょっと楽しみな逸品です。

さて、肝心の本体のインプレですが、IceSeedさんもなさってるので、私は別の方向性で。
その前にIceSeedさんも仰っているHOLDキーが裏面に移動したのが不便というのは私も同感。
ちなみに3段シャトルは中段に合わせづらいというユーザーの指摘で2段にしたそうですが、
私的には全然合わせづらいとかいう事は無かったんですが実際はどうなんでしょうね?

IceSeedさんはクリップ付けるとHOLDキーにアクセス出来なくなるって話でしたが、
私の場合はソニスタオリジナルケースに入れるとアクセス出来なくなります。
しかもケースから出す必要があるのでクリップより尚更タチが悪いw
これだけはホントどうにかならないもんですかねぇ...orz

話を戻して新型のキモでもあるノイズキャンセリングについて語ろうと思います。
実は私は普段から地下鉄を使う機会が結構頻繁にあったりするので、
今回あえて買って間も無いA608から買い換えを決めました。

さて、実際新型の一番の特徴でもあるノイズキャンセリングが如何ほどのものか、
論より証拠だろうと早速地下鉄に乗って実力が如何ほどか試してみました。
普段であれば東京メトロ銀座線か丸ノ内線を良く利用するのですが、
今回はあえて都営大江戸線に乗って試してみました(爆

多分大江戸線に乗った事がある人は分かると思いますが、
大江戸線とは5年ほど前に全線開業した地下の山手線とも言える路線で、
今や都民の大動脈として機能していますが、普通の地下鉄と比べて車体が小さく、
それに伴いトンネルも小さいため、どうしても走行音などがこもってしまうのか、
東京の地下鉄の中でも特にうるさい事で有名だったりします(ぉ
ちなみに大江戸線だと普通の声で喋るのも困難ですw

さて、そんなうるさい事で有名な大江戸線なので、
これまで使っていたNW-A608だと普段よりも結構ボリュームを上げるか、
うるささに滅入って音楽を聴くのを止めてしまったなんですが(爆
今回は期待に胸をふくらませて早速乗車しました。

駅を出てある程度経ち、うるささも最高潮(爆)といったところで再生を開始。
するとどうでしょう...今までうるさかった走行音が鳴りをひそめて音楽がしっかり聞こえます。
ウォークマンを再生すれば音楽聞こえるのは当たり前と言われればそれまでですが、
大江戸線ではその当たり前の事すら困難だったのでちょっと感動しましたw
ちなみにこの時再生したのは早速AALで転送してみた曲だったので、
ATRAC3plusの曲と比べて更にクリアな音質に更に感動(爆

実は私、ノイズキャンセリングイヤホンは今回が初めてではありません。
かつて私はMDR-NC20というノイズキャンセリングヘッドホンを使っていました。
当時はまだノイズキャンセリングイヤホン(ヘッドホン)というのがほとんど無い頃でしたから、
ノイズキャンセリングといっても本当に雑音を消す事だけに傾注しており、
値段は当時定価が1万円以上だった割に音質はボロボロでした(爆

そんな頃の嫌なイメージがあったため、今回は期待半分不安半分だったのですが、
曲を再生する前の不安は再生を始めた途端に霧散していきました。
かつて雑音を消すだけだった頃とはまるっきり違っていて、
確実に音質を伴った静寂を与えてくれました。

我ながら多少オーバーな表現かなと正直思わないでも無いですが、
NW-S700Fシリーズを購入された方は是非地下鉄に乗ってみる事をオススメしますw
その時こそ新しいウォークマンの真の意味というのを味わえると思います。

新しいウォークマンは史上最高の音質を目指して開発されたそうですが、
どれだけ良い音のウォークマンを創り上げたとしても、外界には雑音というものが存在します。
雑音の中ではどれだけ良い音を聴いてもやはり色褪せてしまうものですが、
ノイズキャンセリングという技術が余分な雑音を消してくれます。

ノイズキャンセリングという技術は今に始まったわけではありませんが、
今回ノイズキャンセリングと音質の向上という相反する条件を高い次元で実現してくれました。
それは偏にソニーのノイズキャンセリングに対するノウハウの結晶とも言えるでしょう。

ちなみにノイズキャンセリングという点だけでいえば、
これまでソニーを始めとして多くのメーカーがイヤホン(ヘッドホン)を出しましたし、
プレーヤーとしては既に松下のD-snapにも採用されていたのでさほど驚くことではありませんが、
今までのノイズキャンセリングイヤホン(ヘッドホン)には必ず外界の雑音を拾って解析し、
それを打ち消すためのユニットというのがイヤホン(ヘッドホン)に内蔵されているか、
もしくはイヤホン(ヘッドホン)とプレーヤーの間に存在していました。

当然それらは電子部品であり重量を伴うものであるため、
通常のイヤホン(ヘッドホン)を装着するのと比べて頭部もしくは頸部に違和感がありました。
しかし、今回のウォークマンではそれらの部品を本体に内蔵するという離れ業をやってのけました。
今のウォークマンの部品集積度を考えると至難の業だったであろう事は容易に想像出来ます。
それをやってのけてくれたソニーの技術陣に今回は普段にも増して敬服しました。

まぁ、所詮は人の造りし物なので粗を探そうと思えば探せるんですが、
少なくとも私の中ではこれまで所有したウォークマンの中では史上最高の代物ではないかと。
以前NW-HD1を購入した際にも同じ事をふと思ったものですが、
今回も久々にふとそんな事を思いました。

まぁ、今日は初日なんでこんなもんでしょう。
当然使い慣れてくれば良い部分が尚更良く思えてくるのと同様に、
悪い部分もジワジワと表に出てくるものです(ぉ

そんな悪い部分がこれからどれだけ見えてくるか...。
落ち着いて真の善し悪しを決められるのはもう少し先になりそうです...(木亥火暴

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