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2006/05/14 (Sun.)

MDR-EX90LP~エージング後

author : IceSeed

70時間以上は鳴らし続け、多分最低限のエージングは済んだであろうと思われるMDR-EX90LP。
改めて私の持っているA8、PE-117と改めて比較を…

<SONY MDR-EX90LP>
私にとっては初のカナルイヤホン。
詳細は既に書いたので、その上での評価など。
EX90SLも大差ないと思われます。

といっても未使用時で既にある程度完成された音質なのでエージングでの変化は他に比べれば少ないですね。
それでも、エージング後だと低音の出方が落ち着いたりと変化はあります。
音の出方は購入直後から基本的に変わらず、高音から低音までフラットにまんべんなく鳴らしてくれます。
人によってはこれでも低音出過ぎらしいですが、まあこんな物ではないかなと。
個人的にはA8と比べても特別強いとは思いません。

やはりEXモニターだけあって3種の中では解像度は一番高く、音が非常にシャープで音像のボケはかなり少ないです。
これをモニター用と捉えるかどうかは微妙なところですが、実売1万円という価格を考えればやはりコストパフォーマンスは高いです。
どんなジャンルでもそつなく鳴らしてくれるでしょうね。
ただし、解像度がそれなりに高いので音源が悪いと誤魔化しが…
ボリュームはこの中では一番小さいです。

耐久性はまだ買って間もないですから分かりません。
そんなに脆いとは思えませんが…
特殊な形状で誰が使っても一定の位置に納まるように作られているので、カナル型の常である差し込み方による音質の変化は非常に少ないと思います。
ただし、イヤーピースのサイズによってかなり音質が変わるのは仕方ないところでしょうか。


<B&O A8>
私が一番最初に手に入れた1万円オーバーの高級イヤホン。
プレゼントでもらった物なので私が買ったわけではありませんが…

2年以上も使っているのでさすがに音は聞き慣れています。
この3種の中では一番解像度が低いですね。
といっても、あくまで1万円クラスの話なので低価格帯イヤホンとは比較にならないですが。

エージングが進まないうちは高音シャリシャリの硬い音質ですが、鳴らしていくうちに高音が落ち着き割と低音も出るようになります。
基本的にこのイヤホンはリスニング向けなので、ほどほどの解像度と高音よりのバランスが持ち味ですね。
ビットレートがある程度低くても解像度が低いのであまり気にせずに聞けるのではないかと思います。
アルミ製本体の耐久性がかなり高いので、過酷な持ち歩き用にも十分耐えられるのが嬉しいところ。
プラグ部が金メッキ処理されていなかったり、ケーブルが長かったりしますが、全体的なデザインが良く、イヤハンガーの取り回しの良さ・ホールド性の高さなど使い勝手はやはり優れています。
価格の高さと入手性の悪さが…


<amadana PE-117>
以前もレビューした、衝動買いで購入したイヤホン。
未使用状態での音質は全然駄目なので、まともな音を出すためには最低30~40時間はエージングする必要があります。
同一ボリュームでの音量が一番大きく、これになれるとついつい他のイヤホンでも音量を上げてしまいます。
A8よりも解像度が高く、低音もそこそこ出ます。
最近までA8と気分によって使い分けていたのですが…
実はこのイヤホン、外装の耐久性がかなり低くて普通に使っていてもイヤハンガーの塗装が実に簡単に剥げてきましたorz
ブラックで塗装し直して、その上から保護塗装を自分でかけています。
また、ハウジング側のケーブル保護カバーにほんの僅かですが破れも見られるようになったため、今は基本的に外では使っていません。

2年以上使っているA8がかなり綺麗な状態なのとは対照的です。
音そのものは決して悪くないだけに、耐久性に難があるのが残念。
ちなみに、私が購入したのは初期ロットなので今は耐久性に関しては改善されているかもしれません。


音質に関しては素人ですがこんな感じです。
どれも気に入っていますが、しばらくはEX90LPをメインで使おうかなと。

21:13