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2005/07/25 (Mon.)

amadana PE-117

author : IceSeed

amadanaという家電ブランドのイヤホン、PE-117を購入しました。
…というか本当はオーディオテクニカのATH-CM7TIを買うつもりだったのですが、秋葉原のヤマギワ東京本店に行くと改装工事で閉まっていて、ヤマギワリビナの方に行ってみたらB&OのA8によく似たデザインのイヤホンがあったので予定変更。

残念ながら店頭では試聴用の展示が無かったので、店員さんにお願いして新品を箱から出してもらいました。
この時点ではエージングもしていない新品なので仕方がないのですが全体的に音が固くて籠もっていて、その点も考慮に入れながらA8と比較していました。
で、このPE-117、新品ながらアコースティックな曲での音の抜け自体は良い感じがしたので、エージングでかなり変わるのではないかとの期待もあって購入に踏み切りました(¥12600)。

   

とりあえず、本体各部のレビューから。
A8に似ていると前述しましたが、A8よりはオーディオテクニカのATH-EC7に似ています。
ATH-EC7のOEM版かと思ったのですが、似ているのは全体的な印象だけで、ハウジングの作りは全く別、インピーダンスも違う(PE-117:17.5Ω、EC7:16Ω)のでATH-EC7とは別物だろうと思います。
EC7と同じと思われるのはハウジングのメッシュ部分の作りで、よく似ています。
他にドライバの口径、周波数特性、最大入力のそれぞれの値が同じなのですが、それ以上は分かりません。

このイヤホン、写真ではイヤハンガーがA8の様に横方向に回りそうですが、予想に反して全く回りません(ぉ。
前後に動くだけなのでA8の方が装着は楽ですが、ホールド性は結構高いので着けてしまえば問題ないです。
耳にイヤハンガーを引っかけてからハウジングを押し込めば楽に着けられると思います。
竹はデザイン以上の物ではありませんが、質感も良好です。

また、A8ではイヤハンガーがゴムで覆われていますが、PE-117は金属むき出しです。
このハンガーが竹の中を通って、イヤハンガーの芯材となっています。
ケーブルは高弾性エラストマーコードで、右側は首の後ろから回せるようになっています。
左右の分岐部にもamadanaのロゴが入っています。
ハウジング部はアームでイヤハンガーと繋がっていて、ケーブルは直接ハウジング部に入っています。
PE-117はこのハウジング部に直接ケーブルが繋がる仕様のため、ハウジングを回転させて耳の収まりの良い位置に調整する必要があります。
これはすぐに調整できるので特に問題ないでしょう。
メッシュ部分にはamadanaのロゴがレーザーで焼き付けられています…が、私はイヤパッドを使うので普段見ることはまず無いですorz

続いて付属品。
付属のポーチはワンタッチで開閉できる上、結構固く閉じてくれるので使いやすそうです。
E507なんかを入れるのにちょうど良さそうです。
延長ケーブルは1mありますが、端子部分がL字型なのでちょっと使い勝手が悪そうです。
幸い、E507の付属品で付いてきたMDR-E931の延長ケーブルが長さが私の使い方にちょうど良かったのでこちらを使うことにしました。

肝心の音質ですが、エージングに結構時間がかかりました。
とりあえず大音量で20時間くらい鳴らしてから使ったのですが、この時点ではまだ音が固くて籠もりがとれませんでした。
特にエレキギターの音が圧迫されて出し切れない感じで明らかに変なので、まだエージングが足りないと判断。
で、更に普通の音量で20時間、計40時間ほど鳴らし込んだら、固さ、籠もり共にほぼとれ、良い具合になりました。

音の傾向はナチュラルで原音に忠実です。
A8との比較になりますが、PE-117の方が音は固めで、解像感は良いです。
PE-117の低音はA8と同程度、比較的弱めになっています。
私はこれくらいでちょうど良いのですが、弱いと感じる方は多いかもしれません。
逆に中・高音部では、A8は高音が結構強めですが、PE-117の高音はA8と比較して弱く、中域が強くなっています。

こんな感じですが、音質はクリアでなかなか良いです。
PE-117はかなり気に入りました。
装着感はA8の方が良いのですが、しばらくはPE-117を使ってみようと思います。
ATH-CM7TIはいずれ…


amadanaの各商品の解説の一番下に注意書きがあります。
ご一読をw

20:24